前田速夫『老年の読書』新潮選書、2022年2刷
前田速夫氏の『老年の読書』を読んでいると、唐木順三の『無用者の系譜』(筑摩叢書、1964年)が出てきた。それでもって芭蕉の話になる。どうも、唐木順三が読みたくなる季節がきたようだ。
「無用者の系譜」でblogの記事を検索して、記事のリンクを追加した。
ひとしきり読んで、また、前田速夫氏の本に戻る。森有正の『砂漠に向かって』でジャンケレヴィッチ『死』を讃嘆した箇所を引用している。何故か『砂漠に向かって』が事務所に置いてあるので、休みに該当箇所を読もうと思う。
勿論、吉田健一の『時間』も抜書きしているので、私も好きな箇所を抜書きしてみたくなる。
どうせ好きな箇所しか読み返さないのでアンソロジーで良いのである。
本書は老いに関するアンソロジーであるから、気に入れば、その本を選考リストに載せるだけである。尤も、忘れていた本も思い出させてくれたので、ついで買いの効果はあった。
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