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『数学を使わない数学の講義』(2018)

(購入後記)の後記 果たして、数学というカテゴリが必要なのか。私が読む本のカテゴリはそれほど増えないという予測のもとに抽象度を上げていた。「思想」に哲学、宗教を含めている。小説や詩は「文学」だし、経済や経営は「経営」、ITは「セキュリティ」...
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『京の社』(2022)その3

岡田精司『京の社 神と仏の千三百年』ちくま学芸文庫、2022年 第七章 吉田神社は節分に行った。夜、タクシーで川端通を行けるところまで行ったことがある。左右の出店のために表参道が狭くなって参詣者でごった返していた。昼に南参道から行ったときは...
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『京の社』(2022)その2

岡田精司『京の社 神と仏の千三百年』ちくま学芸文庫、2022年 神社の歴史変遷を辿りながら近代以前の世界を理解するには、参詣曼荼羅など絵画史料がいる。文化遺産オンラインを使ってみて、スマホでは小さ過ぎるし、視認できないものはあつても役に立た...
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『論語抄』(2009)

陳舜臣『論語抄』中公文庫、2009年 書誌情報 2007年に中央公論新社で刊行したものを2009年に中公文庫としたもの。 桑原武夫の『論語』は十篇の「上論」の中からセレクトしていたが、陳舜臣は二十篇の中から、セレクトしている。入門編はそれで...
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『論語』(1985)

桑原武夫『論語』ちくま文庫、1985年 書誌情報 筑摩書房より、1974年『中国詩文選4論語』として刊行、のち1982年に単行本として再刊したものをちくま文庫とした。学而第一より郷党第十まで漢文、書き下し、解説が書かれている。私と『論語』と...
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『京の社』(2022)

岡田精司『京の社 神と仏の千三百年』ちくま学芸文庫、2022年 書誌情報 あとがきによると、1993年に、大阪毎日文化センターで「京の社」と題して、24回にわたって行った講座を基に書き下ろしたとある。 2000年に塙書房で刊行したものをちく...
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『宝篋印塔の起源 続五輪塔の起源』(1966)

藪田嘉一郎『宝篋印塔の起源、続五輪塔の起源』綜藝舎、1966年、1975年第6版 宝篋印塔の起源を述べるために釈道喜の「宝篋印経記」の写本の幾つかを対校することから、論考が始まる。漢文が読めないのでいきなり5ページで躓くことになる。史料を扱...
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『新人生論ノート』(2005)

木田元『新人生論ノート』集英社新書、2005年、2010年第4刷 木田元の語学の勉強法を丸山有彦氏がブログで紹介していたので、読んでみようと思った。本当に私はシツコイ性格なのだろう。それは、第三章 記憶について に書いてあった。丸山氏の紹介...
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『大政所と北政所』(2022)その2

河内将芳氏『大政所と北政所ーー関白の母や妻の称号はなぜ二人の代名詞になったか』戎光祥選書ソレイユ、2022年 河内将芳氏の「秀吉生母大政所の病と畿内近国の寺社」、奈良歴史研究会『奈良歴史研究』第93号 2022年6月10日を取り寄せて読んだ...
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『奈良歴史研究』第93号

河内将芳「秀吉生母大政所の病と畿内近国の寺社」、奈良歴史研究会『奈良歴史研究』第93号 2022年6月10日 ISBN番号はあるがバーコードがない雑誌を取り寄せてまで読む気になったのは、河内将芳氏が『朱』第64号 2021年で「秀吉生母大政...