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『ラテン語四週間』(1961)

村松正俊『ラテン語四週間』大学書林、1961年、1978年第24刷このシリーズを4週間でやった人はいるのだろうか。目次を見ると日付が書いてあり、それを見ると12月28日から2月10日まである。日により2日かけた箇所もあり、日付が飛んでいる箇...
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『はじめてのラテン語』(1997)

大西英文『はじめてのラテン語』講談社現代新書、1997年、2021年第30刷通勤時間に読める新書版のラテン語入門書はこれしかない。ひと月で1周してみた。全六章で6日で読む本の作りになっている。『ラテン語四週間』(大学書林、1961年)の1日...
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無用者の系譜

前田速夫『老年の読書』新潮選書、2022年2刷前田速夫氏の『老年の読書』を読んでいると、唐木順三の『無用者の系譜』(筑摩叢書、1964年)が出てきた。それでもって芭蕉の話になる。どうも、唐木順三が読みたくなる季節がきたようだ。「無用者の系譜...
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年寄の冷水

前田速夫『老年の読書』新潮選書、2022年2刷前田速夫氏の『老年の読書』でテオプラストス『人さまざま』(森進一訳、岩波文庫、1982年)から「年寄の冷水」を抜書きしてみた。「年寄の冷水とは、年甲斐もなく、教養ごとに憂き身をやつすことであると...
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『ひとり』(2012)

加島祥造『ひとり』淡交社、2012年2版朝の茶を読みながら、独りで茶を点てる加島祥造氏を想像した。うまい茶を飲むのは大変なことだ。自然体でないと美味しくないという。バリから帰ってきたり、京都へ講演に行ったり何かと忙しい加島祥造氏の話を読んで...
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『本を読んだら自分を読め』(2013)

小飼弾『本を読んだら自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする"読自"の技術』朝日新聞出版、2013年「でも僕自身、捨てられない本は年々増える一方なので、あとはスペースを増やすしかない。本当は本棚を増やす方向でいきたいのですが、都...
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『独学大全』(2020)

読書猿『独学大全ーー絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』ダイヤモンド社、2020年、2022年第13刷序論を読む。「独学者にはどんな知識が必要なのだろうか。まず何を学ぶかを自分で決めるためには、学習の対象である知識がど...
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『京都愛宕山と火伏せの祈り』(2006)

八木透編『京都愛宕山と火伏せの祈り』昭和堂、2006年書誌情報2003年の愛宕神社開山千三百年の記念の年に開催された佛教大学アジア宗教文化情報研究所主催、京都愛宕研究会と愛宕神社の後援により、佛教大学四条センターを会場として「愛宕山と愛宕信...
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『室町時代の騒擾と秩序』(2022)

清水克行『室町時代の騒擾と秩序 増補版』講談社学術文庫、2022年、kindle版サンプル版で読み始めた。中世文化を扱うにしても、北山文化、東山文化という切り口は芸術や唐物趣味であり、文化という観点を広げれば、法慣習や民間習俗も文化であるに...
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『独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」』(2022)

山野弘樹『独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」』講談社現代新書、2022年、kindle版「考える技術」というと板坂元の『考える技術・書く技術』(講談社現代新書、1973年)を思い出す古い世代の人間にとって、本書は気になる存在である。将...