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『調べる技術』(2021)

小林昌樹『調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』皓星社、2022年、2023年第3刷図書の分類に関する知識がないと、目的の本のありかも分からずに図書館の中を歩き回ることになる。あたりをつけることが知の世界を扱うのに必要になる。...
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『現代思想としてのギリシア哲学』(2005)

古東哲明『現代思想としてのギリシア哲学』ちくま学芸文庫、2005年正月を歓楽で過ごしたので(語学以外の話)、本書を索引があるにもかかわらず、索引をつくりながら、序章と第1章を読んだ。美しい言葉が哲学書にあるとは知らなかった。古東哲明氏は古代...
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『英語リーディングの真実』(1997)

薬袋善郎『英語リーディングの真実』研究社、1997年、2001年4刷続・英語リーディングの秘密という副題の通り、『英語リーディングの秘密』(以下、「秘密」)の続編にあたります。「秘密」が「英語のしくみ(=構文)」を説明する本に対し、『英語リ...
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『英語リーディングの秘密』(1996)

薬袋善郎『英語リーディングの秘密』研究社、1996年、2003年11刷薬袋善郎(みないよしろう)氏の「黄色リー教」(『基本文法から学ぶ英語リーディング教本』(2021))の原点に当たる構文読解の本に当たります。薬袋善郎氏のシリーズの中で「黄...
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『英語リーディング教本』(2000)

薬袋善郎『基本からわかる 英語リーディング教本』研究社、2000年、2002年3刷「はじめに」にウィンストン・チャーチルのMy Early Lifeから構文解析のエピソードが採られていたのはすっかり忘れていました。外国語習得の達人のシュリー...
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『コード・ブレーカー 上』(2022)

ウォルター・アイザックソン、西村美佐子、野中香方子訳『コード・ブレーカー 上』文藝春秋、2022年生命科学の先端を科学者の伝記で描く本である。上下2巻本であるが、読める気がしないので上巻だけを手にした。年末に向かって本を読む時間が減っている...
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『京都の食文化』(2022)その2

佐藤洋一郎『京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』中公新書、2022年京都について、自然地理学からみると日本列島を東西食文化に分ける境界近くに京都があるという(p.31)。京都の風土をそうして説明する。その中で食に関して色々な...
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『知的複眼思考法 ーー誰でも持っている想像力のスケッチ』(2002)

刈谷剛彦『知的複眼思考法 ーー誰でも持っている想像力のスケッチ』講談社+α文庫、2002年、2021年第49刷通勤時間に読もうと思う。時間が短いので区切が中途半端で目的地についてしまう。続きは帰りになる。序章から第四章で丁度1週間になる。批...
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『新説 家康と三方原合戦』(2022)

平山優『新説 家康と三方原合戦 生涯唯一の大敗を読み解く』NHK出版新書、2022年信玄と家康が三方原でぶつかるまでを最新の研究を踏まえてスピーディーに描く。何を書き、何を書かないかを選択する眼が歴史家の資質なのであろう。信玄は北の二俣城を...
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「義務論の淵源を尋ねて(上)」(2017)を読む

廣川洋一「義務論の淵源を尋ねて(上)」『思想』岩波書店、2017年9月号片付けものをしていて、『思想』が出てきた。表紙を見たら、廣川洋一氏の名前に目が止まった。廣川洋一氏は2019年に亡くなられたので、公刊された最後の論考となるようだ。「西...