読書時間 『藤原行成「権記」全現代語訳(上)』(2011) 倉本一宏『藤原行成「権記」全現代語訳(上) 』(講談社学術文庫、2011年)藤原行成(ゆきなり、972年-1027年)は能筆家として三蹟の一人として知られている。蔵人頭の時代の日記が政務を詳しく記録している。藤原道長の側近である。『権記(ご... 2014.09.13 読書時間
読書時間 『藤原道長「御堂関白記」上 全現代語訳』(2009) 倉本一宏『藤原道長「御堂関白記」 上 全現代語訳』 (講談社学術文庫、2009年)藤原道長(966年-1027年)の日記は陽明文庫に、自筆本14巻、孫の師実の古写本12巻が伝わり、いずれも国宝である。倉本一宏氏の現代語訳は講談社学術文庫から... 2014.09.12 読書時間
読書時間 『輿地誌略字引』 市岡正一編輯『輿地誌略字引』弘學館藏版、東京書林、明治8年(1875年)『輿地誌略字引』は地理の字引である。明治の初期は、『西洋事情』や『輿地誌略』が読まれた時代だ。『輿地誌略』は文部省の彫刻の萬國地理書だし、その字引も官許だったので、古書... 2014.09.11 読書時間
読書時間 『ひねくれ古典『列子』を読む』 円満字二郎(えんまじ じろう)『ひねくれ古典『列子』を読む』(新潮選書、2014年)著者の名前がひねくれていると思った。本選書は諸子百家の一人である「列子」の紹介本だ。20話の白文、読み下しに著者の解説からなる。我々は「杞憂」とか知っている... 2014.09.10 読書時間
読書時間 『中世の法と国制』 リブロ池袋本店で國分功一郎セレクション「2014年の日本を生き延びるための30タイトル」を昨日の午後に見て、少し古いがフリッツ・ケルンの『中世の法と国制』(世良晃志郎訳、創文社、1968年)を買ったのを読んでいる。法は古き良きものである。法... 2014.09.04 読書時間
読書時間 Qomolangma 恵文社一乗寺店で石川直樹氏の『Qomolangma』を買ってあったが、ラッピングをはずすのが勿体無いので暫く飾っておいた。ラッピングをとったら、本文の英語を日本語訳したものが挟んであった。まあ、意味があるわけだ。36枚の写真を見ていると絵を... 2014.09.03 読書時間
読書時間 POLAR 石川直樹氏の写真集が見たくなって、京都に行った折に『POLAR』(リトルモア、2007年、2008年第2刷)を恵文社一乗寺店で手に入れた。丁度、午後に通り雨にあったときだ。雨で荷物になるのに買ってしまった。文字は小さいのでたぶん読まない。ブ... 2014.09.02 読書時間
読書時間 『織田信長〈天下人〉の実像』(2014) 金子拓著『織田信長〈天下人〉の実像』(講談社現代新書、2014年)を読む。久し振りの講談社現代新書である。カバーが変わってからあまり購入することはなかった気がする。中公新書ばかり買っていた。信長の「天下人」をどう考えるかで史料の読み方も変わ... 2014.08.31 読書時間
読書時間 『藤原定家全歌集』赤羽淑編著 赤羽淑編著『藤原定家全歌集』(笠間書院、1978年)「もしこの抄譯や傳で興を唆られた人は、必ず勞を厭ふことなく原典によって、その奔放自在の作を味倒して欲しいと切望する次第である。他のすべての作も、『拾遺愚草』全巻通讀するなら、讀者個個の新し... 2014.08.27 読書時間
読書時間 『日本歴史3 奈良の都』を読む そう言えば通史というものは、高校の教科書以来読んだことがなかった。まあ、それも記憶に残っていないし、いまさら教科書でもあるまい。何か適当な本はないかと、『日本書紀』の現代語訳を買ってみたのだが、10分で眠くなった。日本の通史を死ぬまでには読... 2014.08.20 読書時間
読書時間 古典を読むとはどういうことか テキストは先人が読んで解釈したものが知識遺産として既にあり、われわれはそれを辿りながら読み直すことをする。解釈というのは他と比較すれば相対的なものになる。絶対的な読みがあるわけではない。なので、読み直しを通してテキストに新たな読み方を加える... 2014.08.16 読書時間
読書時間 法務部門の役割とは 芦原一郎『法務の技法』(中央経済社、2014)ビジネス法務の部屋で山口利昭弁護士が睡眠時間を削って推薦してくれた本なのである。ビジネス法務の部屋2014年7月3日(木)著者の社内弁護士の経験やノウハウを82のテーマで文書化した実務書である。... 2014.08.16 読書時間
読書時間 『古語拾遺』を読む 斎部広成撰、西宮一民校注『古語拾遺』(岩波文庫、1985年、2013年第18刷)訓読文だけ読んでみた。44頁あり、ゆったりした作り(書き込みが容易)なので読み通すことができた。解説が75頁あるので、気合入れないと読めそうもない。要約を写して... 2014.08.15 読書時間
読書時間 『延喜式』が身近になる 虎尾俊哉『延喜式』(吉川弘文館、1964年、2012年新装版第5刷)本書は「『延喜式』についての、正確な基礎的な専門知識を平易なかたちで提供しょうとする」意図で書かれたものである。『延喜式』の「式」は「「律(りつ)」「令(りょう)」「格(き... 2014.08.14 読書時間
読書時間 『日本の岩場 第3版』(1975) 小森康行著『日本の岩場 第3版』(東京新聞出版局、1975)を本棚から取り出してながめる。「ロッククライミングを対象にした岩場の案内書」である本書の初版は1970年だ。小森康行氏はベルニナ山岳会からJCCと活躍したクライマーで山岳写真家だ。... 2014.08.12 読書時間