文月はなんのかんのといって本を買ってしまっている。
(購入後記)
吉川忠夫氏は見つけたら読みたい人だ。本書は講談社中国の古典『魏晋清談集』1986年を文庫化した。kindle版にしたのは、すぐに読みたいのと、花火で本が見つからなくなることを懸念したからだろうか。井波律子氏の訳注『世説新語』(東洋文庫)全5巻は手放してしまったので、確かめるわけにはいかない。吉川忠夫氏が『世説新語』から選んだ312条は本書の全342条の大半に当たる。谷沢永一氏の『世説新語』への低批評で処分してしまったのは残念な限りである。面白いと思ったから5巻も買って読んだわけだが、自分を信じることは難しいことである。
【歴史】
吉川忠夫『魏晋清談集 『世説新語』を中心として』法藏館文庫、2025年、kindle版
コメント