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『五木寛之対談集 正統的異端』(1996)

五木寛之『五木寛之対話集 正統的異端』深夜叢書社、1996年週刊新潮2024年5月16日夏端月増大号の五木寛之氏の連載「生き抜くヒント!」では、ソ連兵に平壌の家を摂取された時に桐の箱に入ったヘソの緒も持って行かれたことが書いてあった。『五木...
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『江戸服飾史談』(2024)

大槻如電、吉田豊編注『江戸服飾史談』ちくま学芸文庫、2024年書誌情報『江戸服飾史談ーー大槻如電講義録』芙蓉書房出版、2001年を文庫化した。解説を読むと原題は『江戸の風俗衣服のうつりかはり』である。吉田豊氏が編集にあたり、注釈、解説、索引...
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『キリスト教美術シンボル事典』(2024)

ジェニファー・スピーク、中山理訳『キリスト教美術シンボル事典』ちくま学芸文庫、2024年(書誌情報)Jennifer Speake, The Dent Dictionary of Symbols in Christian Art, 1994...
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『道徳形而上学の基礎づけ』(2024)

カント著、大橋容一郎訳『道徳形而上学の基礎づけ』岩波文庫、2024年(書誌情報)Immanuel Kant. Grundlegung zur Metaphysik der Sitten, 1785の岩波文庫の新訳である。訳注、訳者解説、索引...
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『正念場 ー不易と流行の間でー』(1999)

中村雄二郎『正念場 ー不易と流行の間でー』岩波新書、1999年タイトルが気に入ったので購入しました。エッセイと書いていたのでカテゴリはエッセイにしましたが、内容は哲学であるので思想でもよかったかなと思い出しました。昔、去来抄を読んで「不易を...
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『神とは何か 哲学としてのキリスト教』(2019)

稲垣良典『神とは何か 哲学としてのキリスト教』講談社現代新書、2019年(書誌情報)270頁の新書である。目次はさっぱりしている。索引、参考文献一覧はない。特徴は140項目の注を見開きページの左側に配置したことだ。所々のラテン語を拾って一覧...
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『増補 『徒然草』の歴史学』(2014)その2

五味文彦『増補 『徒然草』の歴史学』角川ソフィア文庫、2014年、kindle版後嵯峨院時代の話のあとは亀山院(1249〜1305)の時代になる。兼好の生まれた頃の話から始まる。文永弘安の役があった時代を亀山院は生きたことになる。第六十二段...
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『増補 『徒然草』の歴史学』(2014)

五味文彦『増補 『徒然草』の歴史学』角川ソフィア文庫、2014年、kindle版『太平記(二)』(兵藤裕己校注、岩波文庫、2014年)を読んでいて、そう言えば、『徒然草』は鎌倉幕府の滅亡の前のことだと思い出した。『太平記(二)』兵藤、岩波文...
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太平記でも本地垂迹

何げに兵藤裕己校注『太平記(二)』(岩波文庫、2014年)が転がっていたので手に取って読んでみた。第十巻で鎌倉幕府が滅亡するのである。新田義貞が太刀を龍神に献げる場面で、本地垂迹がその口から出てくるのである。太平記の表現は漢籍と日本神話であ...
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『英語原典で読むシュンペーター』(2021)その2

根井雅弘『英語原典で読むシュンペーター』白水社、2021年根井雅弘の第2章「静態」の世界を読む。これはシュンペーターの「経済発展の理論』第1章「一定条件に制約された経済の循環」から抜粋している。英語だけ読んでいると何か特別なことを言っている...