『五木寛之対談集 正統的異端』(1996)

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五木寛之『五木寛之対話集 正統的異端』深夜叢書社、1996年

週刊新潮2024年5月16日夏端月増大号の五木寛之氏の連載「生き抜くヒント!」では、ソ連兵に平壌の家を摂取された時に桐の箱に入ったヘソの緒も持って行かれたことが書いてあった。『五木寛之対話集』の最初の対話相手は井伏鱒二であった。終戦の時は五木寛之氏が平壌で暮らしていて、井伏鱒二が広島の田舎(深安郡賀茂村(現、福山市賀茂町))に疎開していた。

五木寛之氏が平壌から昭和22年に日本に帰ってくるまでの話をし、井伏鱒二は戦争中、報道班で徴用されたことを話していた。日本が満州に進出していた時代であり、海外からの引き揚げが6百万人といっていた。井伏鱒二は『厄除け詩集』くらいしか読んだことがないので文士の徴用についてもう少し知りたくなった。

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