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『戦国時代と一向一揆』(2021)

日本史史料研究会監修、竹間芳明『戦国時代と一向一揆』文学通信、2021年 一向一揆側のことはよく分からない。どうしても戦国大名側から見てしまっていた。 本書は4章からなり、各章は宗主毎になっている。 第1章蓮如の時代ーー戦国時代の幕開け 第...
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「『吾妻鏡』冒頭部の構成とレトリック」を読む

藪本勝治「『吾妻鏡』冒頭部の構成とレトリック」(『紫苑』第14号、2016年) 『國語國文』の藪本勝治氏の論文が面白かったので(注1)、ネットで読める論文がないか探して読むことにした。一般の読書人は論文へのアクセスが限られるのが残念である。...
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「『吾妻鏡』の文脈における宝治合戦記事」を読む

藪本勝治「『吾妻鏡』の文脈における宝治合戦記事」『國語國文』第90巻第7号22-40 野口実氏が史料として『吾妻鏡』を利用する前に必読の論文たちとして藪本勝治(やぶもとかつはる)氏の論文を挙げていたので(注1)、最新の論文を取り寄せて読むこ...
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『刀伊の入寇』(2021)

関幸彦『刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機』中公新書、2021年 「刀伊の入寇」は寛仁3年(1019)に起こった。藤原道長の時代の話である。刀伊(とい)は女真族に対する高麗の人々の呼称である。「刀伊の入寇」の入寇はモンゴル襲来を江戸期の水...
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『京都の中世史4 南北朝内乱と京都』(2021)

山田徹『京都の中世史4 南北朝内乱と京都』吉川弘文館、2021年 中世京都の通史の7巻シリーズである。 本書は14世紀を扱う。鎌倉幕府滅亡から、南北朝内乱が統一されるまでの政治史を描く。この辺りは、結構読んできたので、確認しながら読むことに...
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『日本人が知らない英語のニュアンス』(2021)を読み終える

牧野髙吉『日本人が知らない英語のニュアンス』角川ソフィア文庫、2021年 通勤電車のおともで読んできた。なんでもそうだがいつか終わりは来る。英和辞典を引いてもこればかりは伝わらないようだ。英英辞典を引く楽しみができた。試験を受ける必要もない...
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『Blaise Pascal : Oeuvres complètes』(2014)

Blaise Pascal : Oeuvres complètes - annotées et en français moderne - Arvensa Editions (French Edition),2014,kindle パスカル...
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『伝わる英語表現法』(2001年)

長部三郎『伝わる英語表現法』岩波新書、2001年、2021年第5刷 限定復刊という話で復刊したら、そく重版になったと岩波新書編集部のTwitterアカウントがつぶやいていた。SNSの影響力を感じる。読んでみると、日本人の発想法というものを深...
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『小説読解入門 『ミドルマーチ』教養講義』(2021)

廣野由美子『小説読解入門 『ミドルマーチ』教養講義』中公新書、2021年 書誌情報 本書は『批評理論入門』(2005年)の姉妹編だという。著者の主張は、小説をいかに読むかという方法を模索していくと、結局は、文学とは何かという問題に突き当たる...
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『ナポレオン フーシェ タレーラン』(2009)

鹿島茂『ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789-1815』講談社学術文庫、2009年、kindle版 鹿島茂氏のナポレオン3世を読もうと思い、その前にナポレオン、フーシェやタレーランも論じているので繋がりがあるのだろうと思って買...