断片記憶 『日本の歴史16 天下泰平』(2009) 横田冬彦『日本の歴史16 天下泰平』講談社学術文庫、2009年、2014年第3刷序章「天下泰平」の時代早稲田の研究会で子安宣邦先生があげられていた本だ。序章「天下泰平」の時代は古活字版『大坂物語』から始まる。横田冬彦氏は「この書に刊記はない... 2017.06.14 断片記憶
断片記憶 冬の高野山 竹内信夫『空海入門 弘仁のモダニスト』ちくま学芸文庫、2016年竹内信夫が冬の高野山で『空海入門』を書いた。空海が愛した「高野(たかの)」という「平原の幽地」を実感するため、敢えて空海と同じく、冬の高野山に住むことにしたのである。参拝者とし... 2017.05.26 断片記憶
断片記憶 下緒の結び方 全日本刀匠会『写真で覚える日本刀の基礎知識』株式会社テレビせとうちクリエイト、2006年、2009年第4刷この本は下緒(さげお)結び方を解説している稀有な本である。若旦那の居合刀の下緒を作るために、知人の奥様を案内して京都へ何度か行ったこと... 2017.05.22 断片記憶
断片記憶 古書修理 戸高一成氏「古書修理」(週刊新潮、2017年5月18日号)は、古書を分解して修理する話である。その経験により戸高氏は「本は、内容さえ同じならそれでよいという向きもあるが、私はそう思わない。本は、印刷、製本、用紙、デザイン、そして函、カバー、... 2017.05.17 断片記憶
断片記憶 読書ほど得なことはない 藤原正彦氏の管見妄語「読書ほど得なことはない」(週刊新潮、2017年5月18日号)は、奥さんの藤原美子氏に「あなたは筆が遅い」と言われたこと対して、これ以上速く書けない理由があると書いている。藤原正彦氏は日本の諜報に関する作品を書いていたと... 2017.05.15 断片記憶
断片記憶 『花の百名山 6』(2002) 『花の百名山 6』NHKエンタープライズ21、2002年三ツ峠山はクライミングのゲレンデとして春に行ったものだ。富士山が見えて気持ち良いが、浮石が落ち切るまでは落石に注意が必要だ。冬は裏三ツ峠の滝でアイスクライミングをした。このDVDの語り... 2017.05.07 断片記憶視聴時間
断片記憶 「知的生活」とは何か 「知的生活」とは故渡部昇一氏のいう「知的生活」というのは考えてみればよく分からない言葉だ。P.G.ハマトンのThe Intellectual Lifeからきていると思われる。「方法」はhow-toではなくwayであろう。渡部昇一は「知的生活... 2017.04.24 断片記憶
断片記憶 渡部昇一氏逝く 2017年4月17日に渡部昇一氏が亡くなった。86歳だった。私は、知的生活の方法に憧れたので『知的生活の方法』(1976)『続 知的生活の方法』(1979)『知的余生の方法』(2010)『実践・快老生活』(2016)を読んできたが、最後の本... 2017.04.19 断片記憶
断片記憶 大岡信氏逝く 大岡信『朝日評伝選4 岡倉天心』朝日新聞社、1975年大岡信氏が亡くなった(2017年4月5日)。事務所へ行き本を探そうと書棚を見たが、目的とは違う本に目が止まった。岡倉天心について書いた本である。大岡信は美術史家でもないし、思想家でもない... 2017.04.12 断片記憶
断片記憶 『発想法 創造性開発のために』(1967年) 川喜田二郎『発想法』中公新書、1967年、1979年第47刷『発想法』(1967年)を読み直す機会があった。大学を出てから買った本である。これをAction for Readingで読むという会だった。いったい何十年振りに読み返す本である。... 2017.03.13 断片記憶