『世界の夜はぼくのもの』(1961)

断片記憶

富田英三『世界の夜はぼくのもの』(第二書房、1961年)

漫画家の富田英三(1906 – 82)が世界一周旅行する話だ。旅行当時の世界をスケッチした漫画が入っている。

本書の2部構成からなる。

Ⅰ世界の裏窓よ こんにちは

Ⅱ世界の夜はぼくのもの

Ⅰ で世界一周していまい。Ⅱでも世界一周を最初からする。変な構成である。一回の旅行のネタでタイトルを違えて2冊にしたのだろうか。書誌学の課題である。

あとがきで富田英三は「takeとgetのつかいわけが、英語のコツである」と書いていた。

松本道弘氏が『GiveとGet』(朝日出版社、1975年)を出すのは15年近く後の話だ。

しかし、それから40年も経った。

注)LE PETIT PARISIENで見かけた本

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