2021-05

古都を旅する

興福寺法蔵院跡

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」司馬遼太郎記念館館長の上村洋行氏の4回目は「興福寺法蔵院跡」だった。奈良国立博物館の敷地内に興福寺法蔵院跡「法蔵院流鎌槍発祥之地」の石碑がある。見た記憶がある。宮本武蔵が奈良で法蔵院流鎌槍と試合し...
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『壬生狂言の魅力』(1997)

梅原猛、西川照子、写真 井上隆雄『壬生狂言の魅力』淡交社、1997年 壬生寺で壬生狂言を見た時、買い求めた本だと思う。 梅原猛が壬生狂言の魅力を書き、西川照子氏が壬生狂言三十曲ーーその発生と発展、壬生狂言の周辺ーーそして劇は常に喜劇から始ま...
断片記憶

RIP Tamura Masakazu

2021年4月3日に田村正和さんが亡くなられた。ニュースになったのは5月18日になってからと遅い。77歳とまだまだなのに残念な気がする。 ニヒルな役所の柴田錬三郎原作の眠狂四郎シリーズが好きだった。本人は古畑任三郎だったということか。ご冥福...
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『アースダイバー神社編』(2021)その2

中沢新一氏の『アースダイバー神社編』(講談社、2021年)を読んでいくと、日本列島に現れた南方起源の移住者が鹿児島に上陸したと書いてあって、知識の前提が揺らいだので、先を読めなくなった。そこで、手近の考古学の本を読み直すことにした。 「いま...
古都を旅する

十三峠

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」司馬遼太郎記念館館長の上村洋行氏の3回目は「十三峠」だった。司馬遼太郎の街道をゆく感じがする。大阪の夜景が美しいと上村洋行氏はいう。 生駒山(642m)には登ったことがないが、大阪から東に壁のよう...
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『和文英訳十二講』(1954)

篠田錦策、佐々木髙政『和文英訳十二講』洛陽社、1954年、1968年改訂版、2009年改訂版 佐々木髙政の本を読んでは忘れて、買ったことも忘れた。 ソフトカバーでカバンに入れても楽なので、『考える英文法』を読み終えたら、次の候補にと考えてい...
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『和文英訳の修業』(1981)

佐々木髙政『和文英訳の修業』文建書房、1952年、1981年四訂正新版、2010年第89刷 タイトルからして時代がかっている。 内容は3部構成となっている。 予備編は暗唱用基本文例集に練習問題と解答 126頁 基礎編  188頁 応用編  ...
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『新選組』(2003)

松浦玲『新選組』岩波新書、2003年 NHKの歴史探偵で「真相! 池田屋事件」(2021年5月12日)を見ていたら、中村武生氏の『池田屋事件の研究』(講談社現代新書、2011年)を読んでみたくなった。探しても出てこないので、見つけた本書を読...
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『古文書はじめの一歩』(2008)

油井宏子『古文書はじめの一歩』柏書房、2008年 前に読んだ時は、わからなかったが、くずし字は読めた字を字典で引くことが重要で、自分が読めた字を書いて「マイ字典」を作ることが勧められていた。偶々そのくずし字を読めたとしても、バラエティに富ん...
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「料理人 西健一郎の仕事』(2010)

日本放送協会『プロフェッショナル仕事の流儀 料理人 西健一郎の仕事 人間、死ぬまで勉強』NHKエンタープライズ、2010年、本編43分+特典32分 世間では独学に関心が高まっているようだ。大学を出ると普通は独学になるとの話のようだが、三日坊...