2020-06

読書時間

『京都を壊した天皇、護った武士』(2020)

桃崎有一郎『京都を壊した天皇、護った武士 「一二〇〇年の都」の謎を解く』NHK出版新書、2020年桃崎有一郎氏の前著『「京都」の誕生 武士が造った戦乱の都』(文春新書、2020年)の「あとがき」で予告されていたので買うのは予定通りでした。「...
読書時間

『知的生活』(1982)

ハマトン、渡部昇一、下谷和幸解説注釈『知的生活』研究社、1982年、1997年第7刷講談社学術文庫の『知的生活』(1991年)は460頁あるので、気軽に読めないけれど、この研究社小英文叢書は注釈入れて97頁とアンソロジーになっているので、読...
読書時間

『古代日本語文法』(2020)

小田勝『古代日本語文法』ちくま学芸文庫、2020年英語の文法書と古文の文法書は読んでも現代日本語の文法書を普通の日本人が読むことはない。外国人に日本語を教えるために日本語文法の本の需要があるだけのようである。高校の現代文の教科書の趣意書の一...
四都手帖

2020年07月四都手帖【編集中】

2020年07月の私的な愉しみと記憶コロナ禍により日常は戻ってこない。文月も寂しい月となる。【古都】杉本博司 瑠璃の浄土 京都市京セラ美術館 2020年5月26日(火)〜10月4日(日)予約が必要、京都府以外の住人は6月19日(金)以降西国...
東都手帖

東都手帖2020年07月【編集中】

2020年07月東都散歩のための私的な愉しみと記憶7月は文月です。今年はCOVID-19のおかげて、鳥獣戯画展が来年に延期になった。隅田川花火大会は中止になった。入谷の朝顔祭や浅草のほうずき市も中止になった。展覧会等特別展 きもの KIMO...
散歩時間

2020 Archive 写真展

坂田直さんの2020 Archive 写真展を見る。この男達のうちの一人をモデルにした。
読書時間

『職業としての学問』(1980)

マックス・ウェーバー、尾高邦雄訳『職業としての学問』岩波文庫、1936年、2006年、第86刷外面的事情を淡々と話すマックス・ウェーバーを読んでいると、いまでも、職業としての大学教員の置かれた立場はそう変わらないのではないかと思う。また、学...
読書時間

『マックス・ウェーバー 近代と格闘した思想家』(2020)

野口雅弘『マックス・ウェーバー 近代と格闘した思想家』中公新書、2020年没後100年ということで、マックス・ウェーバー関係の本が出ている。著者の対象とする読者は「かなり前に彼の本を読んだことはあるが、長らく忘れていたという人や、最近どこか...
読書時間

『万物の尺度を求めて』(2006)その2

ケン・オールダー、吉田三知世訳『万物の尺度を求めて メートル法を定めた子午線大計測』早川書房、2006年二人の天文学者が優秀な助手を伴い、観測機器を載せた馬車で、パリから南北に出発した。ジャン-バティスト-ジョセフ・ドゥランブル(1749-...
読書時間

『読書の学』(2007)再読

吉川幸次郎『読書の学』ちくま学芸文庫、2007年39章を俯瞰する。1 発語之辞に言語と事実の関係をみる2 荘子の言語不信の思想3 「易」の「繋辞伝」「書不尽言、言不尽意」4 「易」の「繋辞伝」「書不尽言、言不尽意」5 「易」の「繋辞伝」「書...
読書時間

『万物の尺度を求めて』(2006)

ケン・オールダー、吉田三知世訳『万物の尺度を求めて メートル法を定めた子午線大計測』早川書房、2006年原書はTHE MEASURE OF ALL THINGSThe Seven-Year Odyssey and Hidden Error ...
読書時間

『白』(2008)その5

原研哉『白』中央公論新社、2008年第四章推敲「推敲という言葉がある。推敲とは中国の唐代の詩人、賈島の、詩作における逡巡の逸話である」(P68)。「白い紙に記されたものは不可逆である。後戻りが出来ない」(P69)。「思索を言葉として定着させ...
読書時間

『白』(2008)その4

原研哉『白』中央公論新社、2008年今回は、言葉のコレクションをしている。線を引きながら読んでいるのだが、章や節は不要だったかもしれない。線を引かない節もあったけど、何かないかと探してしまった。本を読むことは、一様な頭の働きではない。本によ...
ひととき

奈良その奥から20「K女の涙」

岡本彰夫 『ひととき』2020年6月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「K女の涙」について『ひととき』2020年6月号に書いていました。挫折して涙をみせた人に「生御霊祭(いきみたままつり)」のこと話して励ましたのでした。「奈良の山中になあ、お...
ひととき

128「衣替え」千宗室

ひととき 2020年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「衣替え」というタイトルでした。家元が仕事着として使う羽二重とお召以外の着物を持っていなかったと書いてしました。仕事熱心な家元らしいと思いましたが、普段着の着物...