『京都を壊した天皇、護った武士』(2020)

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桃崎有一郎『京都を壊した天皇、護った武士 「一二〇〇年の都」の謎を解く』NHK出版新書、2020年

桃崎有一郎氏の前著『「京都」の誕生 武士が造った戦乱の都』(文春新書、2020年)の「あとがき」で予告されていたので買うのは予定通りでした。

「武士が京都を守り、天皇が京都を荒らしてきた。特に、天皇が自分の都合で内裏を焼き捨てた事実は、これまでほとんど気づかれなかった。そして、ごく一部の歴史家は恐らく気づいていながら隠蔽し、歴史学界は欺かれ続けてきた」(『「京都」の誕生』P283)。

桃崎有一郎氏は後鳥羽上皇が大内守護の源頼茂を配下の武士に襲わせ自害させたことを挙げています。承久元年(1219)七月一三日のことです。この時、源頼茂が大内に火を放ったことで大内は焼けてしまいました。。「大内は後鳥羽が焼いたに等しい」(P68)といいます。

この続きは明日以降になります。梯酒で眠くなりました。

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