『万物の尺度を求めて』(2006)

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ケン・オールダー、吉田三知世訳『万物の尺度を求めて メートル法を定めた子午線大計測』早川書房、2006年

原書は

THE MEASURE OF ALL THINGS

The Seven-Year Odyssey and Hidden Error that Transformed the World

by Ken Alder

2002

又吉直樹のヘウレーカ!を観ていたら、単位の話になり、1キログラムや1メートルの定義が変わったことが取り上げられていた。

そういえば、1メートルは地球を基準とした長さの単位であり、子午線の長さの4分の1の1000万分の1であった。それが、1960年のパリの国際度量衡総会で1,650,763.73λKrとなった。クリプトン86元素が一定条件下で発する橙色の光の真空中の波長としたのである。そして、1983年のパリの国際度量衡総会で現在の定義である「1秒の299,792,458分の1の時間に光が真空中を伝わる距離」となった。光の速度を元に定義を変えたのである。

さて、フランスがメートル法を定めた話を読んでいくわけだが、フランス革命の時代に話は遡るのである。この話は読んだけど忘れてしまっていた。覚えているのは、1792年に2人の天文学者が旅をすることから始まるということだった。

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