『新自修英文典(復刻版)』(2008)再び

読書時間

山崎貞『新自修英文典(復刻版)』研究社、2008年

飽きっぽい私のことだから、去年の3月に発見したのに、花火の準備で段ボール箱の中に仕舞ったままだった。パラパラと読んでいくと和文英訳の問題が出てきた。

日本人は松を貞操(constancy)の象徴(emblem)と見なしている。

The Japanese regard the pine-tree as an emblem of constancy.

 

「松」にはそういう意味もあるのを知らなかった。

本書を書いた山崎貞が最初に著したのは大正2年である。練習問題等に時代を感じさせるものがある。

昭和38年の増訂版は毛利可信氏が担当した。

高校の頃の参考書は何だったか忘れてしまったが、当時の本に近い本書は私に相応しい気がした。最新の文法知識は別な本でupdateすればよい。

 

単語の知識も重要だが、単語を拘束する文法の知識があって単語が使えるようになる。辞書を読むためにも、文法知識は必要で、名詞がCなのかUCなのかで意味が異なるのは当たり前だが、冠詞との組み合わせで意味を特定するところまでいかないと正しい用法を習得できない。この英作文で定冠詞と不定冠詞が正しく使えただろうか。自信がなければ、文法書で理解を固めるしかない。しよせんnativesではないので文法知識でしか読むことはできないのだから、読解の限界は文法知識の活用力にある。

 

今回は、単語は語源からアプローチするとともに、文法知識を再確認するために自修(自習)文法書を通読することで英語に関する感度を少し上げられたらと思う。

#語学 #英語

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