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『英語原典で読むシュンペーター』(2021)は原書購読を思い出す

根井雅弘『英語原典で読むシュンペーター』白水社、2021年以前読んだ時は、英文を書き写して読んだりしたので、序章で挫折してしまった。たまたま、本が箱から出てきたので読んでみた。序章も、第1章 日本語版への序文もなんとか読める。この調子で、休...
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『シェイクスピアの紋章学』(1987)を借りる

森護『シェイクスピアの紋章学』大修館書店、1987年Le Petit Parisienのオーナーよりお借りした。森護(1923-2000)はNHK職員で西洋紋章学、英国史を専攻と奥付けにあった。ちくま学芸文庫で『紋章学入門』(2022年)が...
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『徒然草をよみなおす』をまた読み直す。

小川剛生『徒然草をよみなおす』ちくまプリマー新書、2020年「すべてを捨てる」生き方兼好が「諸縁放下」とも呼ばれる主張を繰り返していますが、「しょせんはきれいごとに過ぎない」(p.34)と小川剛生氏はいいます。その中で「空の名残」を取り上げ...
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神の概念と存在

永井均『私・今・そして神 開闢の哲学』講談社現代新書、2004年、kindle版永井均氏は世界の本質について考えることが哲学として残ると考えている。その議論の一端を見てみよう。例えば、人間そっくりのロボットを考えてみると、「彼には心が、とい...
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『閑吟集』(2023)その2

真鍋昌弘校注『閑吟集』岩波文庫、2023年何かに追われるまでもなく、人の一生は些事がつきものである。文学を読まない人はそれで何も困ることはない。私も文学=小説の風潮は好まないので、歌を詠むことを時折思い出したりはする。へぼ将棋と同じ下手な歌...
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『鎌倉と京 武家政権と庶民世界』(2014)その2

五味文彦『鎌倉と京 武家政権と庶民世界』講談社学術文庫、2014年本を探していたら出てきた。このところは中世哲学かラテン語しか読んでいないので、西洋の中世と日本の中世というか13世紀の同時代の思想が気になったので本を取ってみた。去年の3月に...
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ゴシックとは何か

バロックとは何かを考えるには異なるものを持ってくるのがよい。そこで、ルネサンスと比較してみたが、絵画を通して一般論を語るのは難しかった。しかし、あとはモダンになるので、比較そのものが意味をなさなくなる。そうなると、ゴシックという言葉が浮かん...
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『メディアの法則』(2002)

マーシャル・マクルーハン、エリック・マクルーハン、高山宏監修・序、中澤豊訳『メディアの法則』NTT出版、2002年久々に段ボール箱を漁っているうちに出てきた。マクルーハンの最後のメッセージ 待望の邦訳と帯にある。メディアは広義にとって、人工...
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『徒然草』はどう読まれてきたのか。

『徒然草』をエッセイ文学として読むとして、遁世の文学とみるのは、「無用者の系譜」の唐木順三であった。戦前の世代はそうなのかと思った。小松英雄は、日本語の歴史に即して言葉を解釈していた。これはある意味で執拗であって、先行する学者のいい加減な読...
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『無心ということ』(2007)

鈴木大拙『無心ということ』角川ソフィア文庫、2007年、2015年13版書誌情報浄土真宗系の同信会の講演4回の速記録に2回ぶんの講演を書き足して全6講となっている。1939年に大東出版社から出たものである。1955年に角川文庫としたものを2...