旅の時間

旅の時間

金沢散歩(その2 懐華楼)

ひがし茶屋街の志摩でぽち袋を土産に買う。紙マニアなのだと思うが、集めたことを忘れてしまうのが絵本の栗鼠と同じで、鞄の中でくちゃくちゃになって使われずに終わることが多い。記憶は失敗したことが強く残るものだ。もらった方も大概はコレクションするこ...
旅の時間

金沢散歩(その1 志摩)

石川県立音楽堂の邦楽ホールで催される文楽の昼の部のチケットを入手して、さて、昼過ぎまで散歩でもしてみることにした。昨夜のパーティーの後のダーツバーでも少し飲み過ぎたのかもしれないが、寝ているには勿体ない快晴の天気である。昨日の雨の後で冷え込...
旅の時間

平安楽市で回想に耽る

京都の岡崎公園で毎月第2土曜日に平安楽市(岡崎公園手づくり市)が開かれる。以前は二条通と神宮道の交差点の西北エリアの芝生のある公園内だけだったが、平安神宮の手前の冷泉通と二条通の間の神宮道を車両通行止にしてから公園と元道路から会場が設定され...
旅の時間

山折哲雄先生の日常を体験する

「孤独」と「ひとり」の違いに、山折哲雄先生の早朝の散歩のことをメモしておいた。いつか私も石碑にぶつかる散歩をしたいと思っていたが、今回、四条烏丸の近くに泊まったので、私の散歩コースに仕立ててみた。もっとも、先生は座禅してから原稿書きをするの...
旅の時間

太宰府

福岡へ早く着いたのなら、宗像大社へ行ったかもしれない。午後に着いたので、地下鉄で天神まで行き、ホテルのチェックインまで、本屋でも行こうかと思って天神の地下街を歩いていて、太宰府へ行くことになった。夏の疲れが出ないようにと相方に言われているの...
旅の時間

『源信 地獄・極楽への扉』を観る

三輪から奈良まで揺られているうちに寝てしまった。日本酒アイスが効いたのか。車で奈良博へ。もともと、『源信 地獄・極楽への扉』を観るのが目的だった。『往生要集』を著した恵心僧都源信は慈恵大師良源の弟子だった。源信が『往生要集』で想像した地獄と...
旅の時間

大神神社に呼ばれた

大神神社からのお呼び出し 相方が大神神社に呼ばれた気がするというので、大神神社に行くことになった。私は何回か参拝したことがあるが相方は初めてだという。そういう意味では夏の盛りは避けた方がよいのだろう。私が登拝に失敗したのはこの時期だった気が...
旅の時間

花山天文台への道

To the Kazan Observatory Kyoto University 京都大学 花山天文台は1929年に日本で二番目に造られた大学天文台だ。直径9メートルのドームの三階に当初は口径30センチ、現在は45センチの屈折式望遠鏡が設...
旅の時間

「快慶展」を観る

奈良国立博物館で特別展「快慶」を観た。土曜日なので、少し並んだ。快慶展に来ていないのは写真を展示していた。高野山霊宝館で見た孔雀明王はそれまでの快慶とは違って見えた。快慶の得意なのは阿弥陀仏であり、優美な姿のものが多い。運慶と比べると写実の...
旅の時間

祇王寺

ある時、大覚寺と祇王寺のセットの拝観券に気がついた。何故だろうと深く考えなかった。真言宗大覚寺派の寺院だとあったから、そういうものだと思った。歴史をみると、祇王寺が廃仏棄釈で廃寺になった時、大覚寺が墓と仏像を保管することになった。祇王寺はも...