散歩時間

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坊千代の夜は春だった。

コロナ禍で暫く間が開いた。知人のご夫妻と一緒である。夕方は雨になった。貸切の夜の部にお邪魔した。三月五日の献立道草桜花寿司かぶらみつばと鮑筍大根蕎麦鮃のいちご煮ティラミスKIRITANNPO林檎の花「道草」は蕗味噌のリコッタチーズ和えの上に...
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『ダル・レークの恋』を観る

月組公演『ダル・レークの恋』TBS赤坂ACTシアター 2021年2月16日(火)〜28日(日)別箱である。一本もので、過去に何度も再演さてれきた名作とあった。男の身勝手さは気になる設定だと思う。身分社会に翻弄される女性を哀れに思った。TBS...
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小村雪岱スタイル

特別展小村雪岱スタイル 江戸の粋から東京モダンへ 三井記念美術館 2021年2月6日(土)-4月18日(日)小村雪岱だけではなく、鈴木春信の錦絵や柴田是真の「蓮に鷺蒔絵残菜入」などの工芸品も展示してあった。最初に写真撮影が許可された泉鏡花『...
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複製芸術家小村雪岱

複製芸術家小村雪岱 装幀と挿絵に見る二つの精華千代田区立日比谷図書文化館特別展 2021年1月22(金)-3月23日(火)「大正3年9月、小村雪岱は文豪・泉鏡花による書き下し小説単行本『日本橋』で、装幀家としてデビューします。鏡花の小説世界...
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建長寺での忘れ物

鎌倉の建長寺は山の麓にある。半僧坊の上の勝上獄展望台から眺めたら、一直線に並んだ伽藍が緑の谷底に見えた。だから、ちょっと何かを見ようとすると坂道を登ることが必要になる。半僧坊の登りが大変なのを分かっていたので、途中にある河村瑞賢の墓は登り下...
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建長寺を歩く

建長寺は正式には巨福山建長興国禅寺といい、鎌倉五山の第一位、臨済宗建長寺派の大本山です。如月の暖かい日差しに誘われて北鎌倉駅を降りて梅の香を楽しみながら線路沿いを歩いて15分ほどで到着しました。入山料500円を納める時に御朱印を聞かれて、今...
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『アナスタシア』を観る

東京宝塚劇場 宙組公演 2021年1月8日〜2月21日宙組の『アナスタシア』を観る。緊急事態宣言下でも満席だ。録音演奏であるが、指揮者がいると雰囲気が出る。ロシア革命から10年が過ぎたレニングラードで泥棒のディミトリ(真風涼帆)と相棒のヴラ...
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『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』を観る

Japanese Traditional Review『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』板東玉三郎監修(作・演出/植田紳爾)ミュージカル『ピガール狂騒曲』FRÉNÉSIE à Pigalle 〜シェイクスピア原...
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隅田川七福神巡り

久々に隅田川七福神を巡る。三囲神社は三越の帰依を受けている。 三囲神社の大国様と恵比寿様の石碑、 弘福寺の布袋尊の石碑、長命寺の弁財天の石碑、百花園の福禄寿は門までお出ましだ。1月11日まで閉園と今年は遅い。 白鬚神社はいつも長蛇の列になっ...
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プチパリ寄席? 柳家小もん

令和二年も押し詰まって、Le Petit Parisenで落語会が開かれた。柳家小もんさんは二つ目で、今年は聴くのが二度目になった。最初は、いつもの出囃子で、「粗忽長屋」を演じた。雷門の行倒れは、近場だし、笑って済ませているが、天明飢饉の時...
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居酒屋百名山を訪ねる

東京の神楽坂にそれはあった。椿の植込みがある店は夕暮れて明かりを待つだけになっていた。ご主人が出てきて、並んでいることを告げると中に入いれてくれた。奥の座敷へ通される。板張りの囲炉裏を左手に見てそそくさと上がる。三人用の小卓が二つと二人用の...
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『向島百花園』(1981)

前島康彦『向島百花園』(財)東京都公園協会、1981年、2003年第3版「向島百花園は、通常、文化二年(1805)佐原鞠塢(きくう)の開創した花園とされている」(P20)。ここに至るまで、利根川、荒川、隅田川の歴史と向島という地名の由来が考...
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石元泰博写真展を観る

東京オペラシティ アートギャラリーで『生誕100年石元泰博写真展 伝統と近代』を観てきました。16に区分された展示でした。4階の第1会場から、3階の第2会場に降りてくるという順路でした。守山友一朗氏の明るい油彩の画のある廊下を通って石元泰博...
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「はいからさんが通る」を観る

宝塚花組の『はいからさんが通る』東京宝塚劇場 2020年10月9日(金)〜11月15日(日)2020年10月11日(日)の公演を観る。あきらさん、音くりさん、まいこつさんが出るので足を運んだしだい。東京宝塚劇場も久しぶりすぎて涙が出る。涙腺...
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『古代中世 日本の読書』(2020)

第32回慶應義塾図書館 貴重書展示会「古代中世 日本人の読書」2020年10月7日(水)〜13日(火)丸善・丸の内本店4階ギャラリー今年の目玉は、『論語』の伝世最古写本といわれる『論語疏(ろんごそ)』の展示だった。『論語疏』は正式には『論語...