断片記憶 ブログの終り 立秋過ぎて、夏も旧暦の上では終わった。秋の季語の出番である。もっとも、八朔や葉月に七夕はすでに出ているが、残暑もこの時季からだ。普段はTwitterやFacebookをみてブログは忘れた頃に読むことをしている。生活のパターンなのか、忘れやす... 2017.08.09 断片記憶
断片記憶 Quatre Rêves Quatre Rêves(キャトルレーブ)は宝塚歌劇団系のアイテム・グッズを販売するショップの名前だ。 Quatre Rêvesとはフランス語で「4つの夢」という意味だ。しかし、ビニールバッグにはFleur・Lune・Neige・Étoil... 2017.08.06 断片記憶
断片記憶 幸せを感じる時間 忙しさに気持ちを紛らわせることで決断を遅らせることはできる。自分にとって本質的でないことに時間を費やすことで不安を追いやることはできても幸せを感じるには程遠い。人生は「無数の可能性の中途半端な実現の束」と中村真一郎が言った。身体を横たえなが... 2017.07.30 断片記憶
断片記憶 読書家か愛書家か 「讀書の文化的意義は書籍を通じて時代に觸れるところにある」と内田魯庵は書いている。 「讀書享楽を信條とする私の如き随分愚書をも漁って、五年十年はおろか百年二百年前の古書を珍重するにおいて人後に落ちないツモリであるが、それは寄席や芝居へゆくと... 2017.07.29 断片記憶
断片記憶 青木繁の挿絵 LE PETIT PARISIENで『青木繁展』(2011年)の図録を見ていたら、オーナーが貝原益軒の『女大学』を出してきて、東京書林の和綴本だが、出版年代を調べてもらっているという。見てみると板本であるので明治時代と分かるくらいだ。 次に... 2017.07.24 断片記憶
断片記憶 幸福を感じるための作法 久しぶりに以前よく行ってた居酒屋へ顔を出した。店内は改装して広くなった。何もかも新しく感じた。柱の側に通されたが、以前あった千社札の貼られた柱は綺麗になっていた。小上がりもテーブル席になっていた。 どこか野暮さの残る品書きを見ながら、居心地... 2017.07.05 断片記憶
断片記憶 大内延介九段逝く 将棋の大内延介九段が2017年6月23日に死去された。 大内延介九段を見たのは、兼田睦美氏が優勝した高校将棋選手権の時だ。大山康晴名人と一緒に指導に来られていた。主催は昭和薬科大学で白樺湖畔の校舎が会場だった。あの時声を掛けられたのを覚えて... 2017.06.28 断片記憶
断片記憶 市民講座は休講となった。 第4土曜日は本来なら子安先生の市民講座の日だが、美知子夫人が病気で入院しているため6月7月は中止になった。病名がうっ血性心不全と聞いたことがあると思ったら、母親の病気と同じだった。お大事になさってください。ということで迂闊にも日程を入れたま... 2017.06.25 断片記憶
シガモノ 紀貫之の墓をやり過ごす 目崎徳衛『人物叢書 紀貫之』吉川弘文館、1961年、1985年新装版 紀貫之の最初の伝記であるという。歴史家であるため歌人とは違った観点の本となる。当時は子規の毒が回っていたので、古今集そして紀貫之の評判は頗る悪かった。目崎徳衛は紀貫之をど... 2017.06.20 シガモノ断片記憶
断片記憶 片付けの先 若者二人に手伝ってもらい、外に出す本を選別した。ビジネス書はそれほど残ってなかった。去年出したのだろう。むしろ紙屑の多さを実感した。京都の思い出の紙々を見ていると、過ごした時間を想いやらざるを得ない。京都の本を外に出す本に入れて、下の箱から... 2017.06.19 断片記憶