岡本彰夫 『ひととき』2020年4月号
元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「石工の誓い」について『ひととき』2020年4月号に書いていました。
奈良県明日香村の高松塚古墳の壁画にカビが生じた事件で、解体修理を施すべく選ばれたのが奈良の石工、左野勝司氏でした。この人がイースター島の倒れたモアイ像を立てお越したり、カンボジアのアンコールワットを修復出来る職人を育てるTV番組を見たことがあります。
高松塚を見事に解体したことで、文化庁長官賞と吉川英治文化賞を受賞されました。その祝賀会で春日大社の権宮司の岡本彰夫氏は発起人の一人に名を連ねていましたが、当日に挨拶することを言われたそうです。びっくりですね。その挨拶が素晴らしく、左野勝司氏よりお礼の言葉を頂いたといいます。
左野勝司氏が想像を絶する責任の重さを感じていたことを思い遣った祝辞が伝わったのでした。左野勝司氏は命がけで事に当たったのでした。
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