98「土管の猫、箱の中の犬」千宗室

ひととき

ひととき 2017年12月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「土管の猫、箱の中の犬」というタイトルでした。家元が半世紀以上前の話を思い出したようです。仔猫は土管の中から救い出せなかったけど、箱の中の仔犬は飼うことができました。「同じような境遇でも伸ばした手を犬は舐め、猫は爪を立てる」と書いています。手元のアルバムには飼い犬たちの写真が年代ごとに整理されているといいます。

私も犬を飼ってきたけど、最期を見ていません。旅行中に死んだりしたのですが、家元が最初に拾った犬はある日突然姿が見えなくなったといいます。そんな記憶がこのエッセイを書かせたのでしょうか。

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