石巻山の名前がでた。新幹線で東京に向かい、豊川を越えると北東の弓張山系の中に三角錐の山が見えてくる。標高356mの石巻山(いしまきさん)だ。どこかで見たと思って、ブログを見たら、『花の百名山 8』(2002)にあった。
田中澄江『花の百名山』(文藝春秋社、1980年)を見てみたら石巻山は載っていなかった。『新・花の百名山』(日本交通公社出版事業局、1991年)の方に載っているのだろうか。いずれも文庫になっているし、kindle化している。
というわけで久しぶりにDVDを見てみる。三河の霊峰として知られる石巻山、オドリコソウの開花時期は自然観察指導員の佐野武一氏の話では4月中旬から5月上旬だった。山腹から頂上にかけてクモノスシダ、イワシモツケなど石灰岩地植物群落があり国の天然記念物として保護されている。弓張山系の麓に葦毛湿原(いもうしつげん)があり四季折々楽しめそうだ。石巻山とセットで訪れたい。石巻山が懐かしい感じがするのは近江の三上山も同じ形で京都に出向くたびに迎えてくれたからであろう。
三上山は『花の百名山』に載っていたが、DVDシリーズには載っていない。DVDシリーズも田中澄江が監修しているので、三上山のイワナシではなく、石巻山のオドリコソウの方を選ばれたのだろう。
#花の百名山
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