中島俊郎『オックスフォード古書修行』NTT出版、2011年
多分、ごたぶんにもれず、京都で買った本であろう。外部倉庫から引き取った中にあった。本書はオックスフォードでのオークション参戦記である。本好きはどこまで行っても本好きである。私も本を古書店で買うより、Amazonや日本の古本屋で買うことが多くなったが、どうしても見つからない時はヤフオク!に出るのを待つ。著者は古書修行と称しているが古書オークション会場へ出かけて行くのである。オックスフォードでマランズとボナムズでレシピ本、湖水地方への旅行案内、サイクリング本他に手を出す。面白い本ではあるが、マニアックであり自己満足の本である。私の知的生活にも心の平安にも役立ちそうもない。しかし、研究所に置き場がなくても書痴庵さんにはあると勝手に思いたい。
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