2016-06

断片記憶

利休粽

川端道喜の利休粽を食べた。由来記を読むと御粽司十六代 川端道喜伸政記とある。十五代川端道喜道夫の書いた 『和菓子の京都』(岩波新書、1990年)の見事な要約でもある。今度は水仙粽を食べたい。
シガモノ

近江懐古譚

近江八幡は羽柴秀次の城下町としてよりは、近江商人の町として栄えた。八幡山(標高283m)へは日牟禮八幡の裏からロープウェイで上がれる。羽柴秀次の八幡山城は安土城に替わる近江国支配のために羽柴秀吉と羽柴秀次によって築かれ、安土城下町も移築した...
読書時間

『学習する組織』(2011)

ピーター・M・センゲ、枝廣淳子、小田理一郎、中小路佳代子訳『学習する組織ーーシステム思考で未来を創造する』英知出版、2011年、2016年第10刷 "The FIFTH DISCIPLINE The Art & Practice of Th...
断片記憶

推薦図書はないという態度

谷沢永一『いつ何を読むか』KKロングセラーズ、2006年 偶に読みたくなるので、枕元近辺に侍ってもらっている。谷沢先生からは本の読み方を教わった。 或る書物と自分との出会いは、私の身の上にだけ起こる事件である。と谷沢先生がどこかで書いたこと...
古都を旅する

コゼバッグ

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の羽田圭介氏の2回目は「コゼバッグ」だった。西陣で自転車用バッグ「コゼバッグ」を手作りしている。自転車大好きの羽田圭介先生はビアンキ持参で京都へきた。チャリダーだな。通販しない野口千絵さんのバッグが欲しけ...
断片記憶

須山公美子さんはおうまさん大好きだった。

『須山公美子のおうまさんかやってくる2 園田でカツ丼を食べよう!』Crab Apple Records、2009年 何処で手に入れたかは分かっている。然し、いつだったかは定かでない。片付けしていたら、箱から出てきたものの一つだ。封も切らない...
断片記憶

貝原益軒の博学とは何か

貝原益軒の博学とは何か 早稲田で行われた講義は貝原益軒の知がテーマであった。養生訓は次回(7月2日)になる。 『先哲叢談』の貝原益軒は11条あると前に書いたが、太宰春台は貝原益軒を「博学洽聞、海内に比無し」と称説している。 四字熟語辞典オン...
読書時間

『企業内人材育成入門』(その6)

中原淳編著、荒木淳子、北村士朗、長岡健、橋本諭『企業内人材育成入門』ダイヤモンド社、2006年、2014年第15刷 第7章はキャリア開発を扱う。勿論この章は入門書なので、他書を読む必要がある。本書は2006年なので、参考図書が少し古くなって...
読書時間

『企業内人材育成入門』(その5)

中原淳編著、荒木淳子、北村士朗、長岡健、橋本諭『企業内人材育成入門』ダイヤモンド社、2006年、2014年第15刷 第4章から第6章 教育学・教育工学の成果を中心に、組織における学びを支援するために必要な方法論が取り上げられる。 第4章 イ...
読書時間

『企業内人材育成入門』(その4)

中原淳編著、荒木淳子、北村士朗、長岡健、橋本諭『企業内人材育成入門』ダイヤモンド社、2006年、2014年第15刷 第1章から第3章 心理学・認知科学・学習科学の成果を中心に、「人はどのように学んでいくのか」について理解するための理論やモデ...