『昔日の客』(2010)

読書時間

関口良雄『昔日の客』(夏葉社、2010年、2014年第7刷)

LE PETIT PARISIENでSさんに見せてもらったときは、よい装丁だと思ったが、インターネットで人気になっていることも分かった。

本を買ったり読んだりするが当たり前の生活をしてきたが、目的を持った読書をしていないことに気づかされた。

買った本をメモしてあるので、どういう本を最近買っているのか見てみた。自分の思いと裏腹にエンターテイメントが多い。仕事の本がほとんどないなと思った。

善行堂さんの棚の上にあった『昔日の客』を買い求めたのは日曜日の午後だった。Au Bon Mielで蜂蜜を買って、蜂蜜に縁のある古書店に1年振りに訪れたのだった。古書店の店主の書いた本をいくらか読んだりしたことがあったが、大抵は本の話が多かった。関口良雄氏の本は本の中身の話ではなく、本を巡る作家や客のエピソードなので肩のこらないものだ。

長く付き合える古本屋があるということは人生を豊かにするに違いない。

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