『演者の目』市川猿之助

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六代目菊五郎の『鏡獅子』の生命力溢れる踊りを論じながら、自身も祖父に『鏡獅子』が踊れるよう藤間宗家から『鏡獅子』を習った市川猿之助氏(当時は団子)は、藤間宗家より「六代目はこうやりました。しかし貴方はこれを真似しては駄目です。貴方の個性を、『鏡獅子』の中に創り、貴方の『鏡獅子』を創らなければいけませんよ」とやかましく注意されたという。読めば読むほど歌舞伎が見たくなる本です。

市川猿之助『演者の目』(朝日新聞社、1976年)

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