四都手帖

四都手帖2018年1月【編集中】

2018年1月の私的な愉しみと記憶 年があらたまればまた歳を重ねることになる。それが喜びである。 久々に「いっとかなあかん店」へ行きたくなった。水都の初春を満喫したいものだ。 【古都】 皇服茶(おうぶくちゃ)六波羅蜜寺 2018年1月1日(...
断片記憶

「いっとかなあかん店」

140Bのブログ 江弘毅「世の為、の店」の第4回「いっとかなあかん店」と「いっとかなあかん街」を読んで、「いっとかなあかん」の意味が分かった。 割烹のご主人が「今日は淡路のいい雲丹が入りました」と挨拶したら、「それ、いっときますわ」という呼...
断片記憶

ちょっと寄り道

寒い夜道を歩いて上総屋に向かう。暮れになり、カレンダーを頂いた。張り紙を見ると「作」と「貴」があり、何かこだわりで仕入れたのかと聞いたが、注文したのは若奥さんだった。いつか昼にでも聞くことにしょう。まだ飲んでなかった方にした。辛口の酒でキレ...
断片記憶

見込みの翡翠

法然院の講堂で毎年個展を開く雨月陶齋先生と知り合ったのはいつの頃だったか、まだ、先生の贔屓のAが舞妓さんだった頃だと思う。舞妓さんとご飯食べしたあとにお茶屋で挨拶したのが最初だった。 今年の紅葉は例年になく早かったので、途中の安楽寺の紅葉も...
読書時間

『瀬戸内寂聴紀行文集1 京のみち』(2007)

瀬戸内寂聴『瀬戸内寂聴紀行文集1 京のみち』平凡社ライブラリー、2007年 「解説ー元気という名の病気」を横尾忠則氏が書いている。「瀬戸内さんは自分で感動したものに触れた時は誰かにその気持ちを伝えて感動を共有したいのである。寂庵から望む東山...
古都を旅する

神護寺

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の梓澤 要氏の3回目は「神護寺」でした。和気氏の氏寺だったのが、空海が住んだことで真言密教の聖地となりました。400段近い石段が登りにくいのですが、何度か登りました。国宝展に出た伝源頼朝像など虫干で見たこ...
読書時間

『日本の地名』(1997)

谷川健一『日本の地名』岩波新書、1997年第5刷 第1章 地名の旅 第2章 地名と風土 第3章 地名を推理する 第4章 固有地名と外来地名 結語 地名の旅は日和山(ひよりやま)から始まる。「全国各地に80余ヵ所ある。いずれも外海に面した港の...
断片記憶

祝永世七冠達成!

羽生善治棋聖が竜王位を奪取して、将棋界初の永世七冠を達成しました。まずは目出度い。タイトル獲得数も99となりました。最初の竜王位からずっと見てきた。歳を重ねたわけだなあ。今期の竜王戦は羽生善治棋聖の充実ぶりがすごい。渡辺竜王も一勝を返すのが...
読書時間

『いっとかなあかん神戸』(2017)

江弘毅『いっとかなあかん神戸』140B、2017年 『いっとかなあかん店 大阪』との違いが店という点ではなく神戸はエリア又はストリートだという。確かに三宮を歩くとトアロードや北野坂といった雰囲気の違ったエリアやストリートに出会うことができる...
旅の時間

吉例顔見世興行 2017

吉例顔見世興行という京の年中行事の時季となった。 師走の京都は久し振りに寒い京都の顔を感じさせてくれた。鍋を囲んで温まって、いざ祇園へ向かった。女将さんがいなかったが、中居さんが「とちり」の席といってチケットを渡してくれた。南座と違いローム...