読書時間

『文庫解説ワンダーランド』(2017)

斎藤美奈子『文庫解説ワンダーランド』岩波新書、2017年文庫版の解説を解説する岩波新書が出た。斎藤美奈子氏が岩波の『図書』の連載(2014年9月〜2016年8月)したものに大幅な加筆ほどこし、編集しなおしたものである。古典的書物の解説に求め...
四都手帖

四都手帖2017年04月【編集中】

2017年4月の私的な愉しみと記憶卯月の京都は桜と踊りである。【古都】北野をどり 上七軒歌舞練場 3月25日(土)〜4月7日(金)都をどり in 春秋座 京都芸術劇場春秋座 4月1日(土)〜23日(日)(但し10日(月),17日(月)は休演...
読書時間

『フィードバック入門』(2017)

中原淳『フィードバック入門』PHPビジネス新書、2017年中原淳氏の本を読むのは企業内人材育成入門』(2006)以来です。フィードバックとは「耳の痛いことを部下にしっかりと伝え、彼らの成長を立て直すこと」(P4)です。フィードバックは「情報...
旅の時間

長浜盆梅展を観に行く

長浜盆梅展を観に行く。ルート選定京都から長浜へのルートは、琵琶湖線から北陸線で行く東回りと湖西線から北陸線でいく西回りがある。琵琶湖線経由の新快速で1時間10分から13、14分といったところだ。0分と30分に出ている。湖西線経由の新快速だと...
古都を旅する

花折峠

週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の下重暁子(しもじゅう あきこ)氏の1回目は「花折峠」でした。鯖街道を大原を越えて北へ向かう途中、花折(はなおれ)トンネルが出てくる。そこで、三橋節子の『花折峠』という絵の話になった。下重暁子氏が、...
断片記憶

分からないこと

話したいとこがあると呼び出されたら、事務所を辞めるという話だった。2000年からの付き合いだが、最近は脚を痛めたらしく、お誘いがなかった。飲み屋で何度かすれ違っていたらしい。肩の荷を下ろしたように酒が進む。マニュアルは扱い方次第で人を苦しめ...
読書時間

『武田氏滅亡』(2017)その2

平山優『武田氏滅亡』角川選書、2017年序章 諏方勝頼より武田勝頼へ序章のタイトルが武田勝頼の運命を表している。元亀2年(1571)に武田勝頼として信玄の後継者に迎えられた勝頼は、元亀4年(1573)に武田信玄が没してしまうことで、十分な経...
書籍目録

2017年02月購入古書

2017年02月購入古書課題図書である津田左右吉の国民文学はなかなか読み進められない。近代の枠組みを過去に当てはめて、近代を批判するという試みであることから、津田左右吉の本にはそれほど意味がないと分かっている。しかし、私にとって文学をどう読...
書籍目録

2017年02月購入図書

2017年02月購入図書課題図書を読むことで時間は経っていく。デザイン思考を読むことで、自分の見方を変えるということがテーマとなっている。『観察力を磨く』はアートの力というか、アートを観ることで観察力とコミュニケーション力を高めようという本...
断片記憶

『武田氏滅亡』(2017)

平山優著『武田氏滅亡』(角川選書、2017年)を買う。750ページと分厚い本にブックカバーつけてもらう。さて、しばらくはバックがパンパンになるな。平山優氏の本がだいぶ増えたなと思う。長篠の闘いから、天正壬午の乱まで読んできた。あとがきにある...
読書時間

「平安時代の鴨川」を読む

朧谷寿「平安時代の鴨川」を読む。探し物していたら、『平安京提要』が出てきた。大きな本である。ちょうど読んでいた朧谷寿『平安貴族と邸第』(吉川弘文館、2000年)に「平安時代の鴨川」があり、この後『平安京提要』に「平安時代の鴨川」を書いたと補...
ひととき

89「戻れない場所」千宗室

ひととき 2017年3月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「戻れない場所」というタイトルだった。「もう一度行こうとしてもどうしても叶わない場所がある。時空のゆがみに偶然に迷い込んでしまったという、そんな不思議な経験をし...
古都を旅する

喫茶ソワレ

週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の村田沙耶香氏の4回目は「喫茶ソワレ」でした。東郷青児の作品がある青色の照明が不思議な喫茶店です。舞妓さんとなら私も入れます。プラス1は「生きている珈琲」でした。四条通を歩いていて地下へ降りる珈琲店...
古都を旅する

お目覚(めさ)

「3月1日の深夜0時45分、参籠宿所の静けさを破るように、ひときわ大きく尻上がりに加供奉行の声が響く。「お目覚ー(めさ)、お目覚ー、お目覚ー、お目覚ー。・・・お目覚ー」。最初の4声は参籠宿所に休む練行衆の起床を、少し遅れた一声は湯屋に休む三...
散歩時間

『特別展 春日大社』(2017)

東京国立博物館他編『特別展 春日大社 千年の至宝』NHK他、2017年『特別展 春日大社 千年の至宝』を観た。春日大社へ奉納し神宝となれば、もう一般の目に触れることができなくなることは、NHKの番組で説明されていた。展示されていたのは「古神...
読書時間

『足利直義 下知、件のごとし』(2016)

亀田俊和『足利義直 下知、件のごとし』ミネルヴァ書房、2016年足利直義(あしかが ただよし)の評伝である。笠松宏至「足利直義」(豊田武編『人物・日本の歴史 第5巻 内乱の時代』読売新聞社、1966年)の短編を除き、森茂暁『足利直義ー兄尊氏...
断片記憶

部立は踏襲されたのか。

新古今和歌集も20巻よりなる。佐々木信綱によると新古今和歌集の部立は12で、佐伯梅友によると古今和歌集の部立は10であった。二人の数え方が異なるが、四季と恋で11巻は同じ数である。津田左右吉に平安貴族は恋ばかり歌っているといわれてもしかたが...
読書時間

『観察力を磨く』(2016)

デザイン思考は色々な定義がある。スタンフォードの定義を見てみる。i.共感(Empathize)ii.問題定義(Define)iii.創造的考察(Ideate)iv.プロトタイプ(Prototype)v.検証(Test)スタートの「共感」につ...
断片記憶

古今和歌集の夏歌の巻

『古今和歌集』の夏歌の巻を読んだ。私も春歌 上下と読んで、立春に始まり、霞や雪、若菜、梅と鶯、桜、山吹、藤など季節が歌により進んでいくことが感じられ、配置を楽しんだ後だったので、そのまま夏歌に入っていけた。夏歌 34首を見ると、山郭公(やま...
古都を旅する

西福寺

週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の村田沙耶香氏の3回目は「西福寺」でした。「檀林皇后九相図」を村田氏が見ています。九相図は皇后が死んで、その肉体が朽ち果てる姿を描きます。西洋ではメメントモリというモチーフがあり、「死を記憶せよ」と...