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『西洋書物学事始め』(1993)

髙宮利行『西洋書物学事始め』青土社、1993年 Le Petit Parisienのオーナーさんと髙宮利行氏の『西洋書物史への扉』(岩波新書、2023年)について話していたら、件の本を貸してくれたのだ読んでみたい。30年前の本をネタに新書を...
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『思考の技術論』(2023)

鹿島茂『思考の技術論 自分の頭で「正しく考える」』平凡社、2023年 本文約550ページの大著である。 「「正しく考える」ための方法、それも「自分の頭だけを使って正しく考えるための方法」というものは果たして存在しているのでしょうか?」(p....
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『アリストテレスの哲学』(2023)

中畑正志『アリストテレスの哲学』岩波新書、2023年 寄り道であることはわかっている。読んでもわからないこともわかっている。ただ、万学の祖であるアリストテレスを素通りてし中世を読むのも変なのである。著者は現代の哲学としてアリストテレスを扱っ...
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『森と木と建築の日本史』(2022)

海野聡『森と木と建築の日本史』岩波新書、2022年 知人宅で箸を洗って用意することができなかったという理由で竹箸がでてきた。間伐材の杉箸でもよいと思っていると言うと、話は日本の林業の話に及んでいって、筍掘り打ち合わせになって終わった。 前に...
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『イギリス国制論(上)』(2023)

バジョット、遠山隆淑訳『イギリス国制論(上)』岩波文庫、2023年 それにしても、この間、懐かしいペーパーバックが出てきたのであるが、今、見ようと思ったら、どこだかわからない。悲し過ぎる記憶力である。 Walter Bagehot,The ...
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『つくられた暴君と明君』(1984)

布目潮渢『つくられた暴君と明君 隋の煬帝と唐の太宗』清水新書、1984年 谷沢永一の『いつ何を読むか』KKロングセラーズ、2006年をパラパラと読み直していて引っかかった。 中務哲郎・大西英之『ギリシア人ローマ人のことば』(岩波ジュニア新書...
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隙間時間の本

BASS AARTS,ENGLISH GRAMMAR : All You Need to Know, Oxford  University Press,2020,kindleunlimited Oxford Modern English G...
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『木綿以前の事』(2013)

柳田国男『木綿以前の事』青空文庫、2013年、kindle版 何でもそうであるけれど、あると思っていたものを探して見つからないことで勘違いしていたことが分かる。本との付き合いが長くない若者にはそんなことはないだろうが、いたずらに馬齢を重ねる...
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2023年03月購入図書

3月弥生の購入図書はビジネス書となった。 (購入後記) 考えるまでもなく、MBA関係の本は部下のお節介により処分されていてないし、かといって経営学の本は読む分には楽しいが、応用がムズカシイものばかり残っている。Evernoteに貯めた略語も...
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『ビザンツ帝国』(2020)

中谷功治『ビザンツ帝国』中公新書、2020年再版 ビザンツ史の概説書である。 ビザンツ帝国とビザンツ世界の違いを理解しながら、この千年を越える長い歴史の概説を追っていくのはかなり厳しい。目次が5頁にぎっしりと皇帝名等で詰まっており、序章の古...