柳田国男『木綿以前の事』青空文庫、2013年、kindle版
何でもそうであるけれど、あると思っていたものを探して見つからないことで勘違いしていたことが分かる。本との付き合いが長くない若者にはそんなことはないだろうが、いたずらに馬齢を重ねると読んだことの殆どは記憶に残っていないので、本を取り違えることがたまにある。
柳田國男は、『遠野物語』(青空文庫、2013年、kindle版)を読んだが、「柳田國男」でブログに登録してあったので、柳田国男で検索したら出てこなかった。検索システムが「国」と「國」を区別するようなので、「柳田國男(やなぎた くにお)」で登録したものと、「柳田国男」で登録したものが混在している。もっとも、引用文が「柳田国男」であれば直せないのでそのままにしている。
自序を読んで「俳諧と女」がテーマであると勘違いして、俳諧の鑑賞が続くのかと思ったら、日本の衣服の歴史や女性史の話である。服飾史はモードとしてしか知らないのでこの際、目的は違ったが読んでみることにした。衣食住の歴史に関して我々は無頓着すぎるのかもしれない。
「俳諧と女」に関しては柳田國男に倣って『芭蕉七部集』を読む際の視点の一つにしたい。
注)勘違いしていたのは『先祖の話』であったが、これは柳田国男で登録してあったので、青空文庫版の『遠野物語』は柳田国男へ直すことにした。
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