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『読む京都』(2018)

入江敦彦『読む京都』本の雑誌社、2018年 先週B&Bでトークイベントが始まる前に購入した。 この本が出たため、ブログを「京都を読む」にすることを諦めた経緯がある。だから買っていなかったわけだが、気の迷いで買ってしまったのだ。もう京都本は買...
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『わたしのウェールズ、わたしの家』(2004)

ジャン・モリス、北野寿美枝訳『わたしのウェールズ、わたしの家』早川書房、2004年 A WRITHER'S HOUSE IN WALES by JAN MORRIS National Geographic Society, 2002 巻末に...
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『うひ山ふみ 鈴屋答問録』(1934)その2

村岡典嗣校訂『うひ山ふみ 鈴屋答問録』岩波文庫、1934年、1977年第18刷 「うひ山ふみ」は本居宣長が寛政十年(1798)六十九歳の著と村岡典嗣が解説で書いている。宣長が「古學の概念とその研究法とについて説」いた彼の学問の入門ともいうべ...
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『うひ山ふみ 鈴屋答問録』(1934)

村岡典嗣校訂『うひ山ふみ 鈴屋答問録』岩波文庫、1934年、1977年第18刷 「答問録」ついて村岡典嗣が解説で「就中、神道論に關する説など、他の諸著に述べられたところを、補い得べきものもある」と書いていた。子安宣邦先生が講義で本居宣長の神...
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『閑板書國巡禮記』(1933)のお話

齋藤昌三『閑板書國巡禮記』書物展望社、1933年 (編集済) 去年の9月に預けてからLe Petit Parisen の石川さんの気紛れによる修復を経てしばらくぶりで手元に戻ってきた。これで見返しの遊びの破れを気にせずに読めるようになった。...
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『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション 老子道徳経』(2017)

井筒俊彦著、古勝隆一訳『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション 老子道徳経』慶應義塾大学出版会、2017年 今度は、井筒俊彦の『老子道徳経』の英訳、 『Lao-tzu: The Way and Its Virtue』(慶應義塾大学出版会、2001...
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『老子』(2008)その2

鉢屋邦夫訳注『老子』岩波文庫、2008年、2019年第18刷 中国の古典を読むには個々に『老子』や『荘子』、『論語』や『孟子』を読むのと、東洋哲学を論じた『意識と本質 精神的東洋を索めて』、『意味の深みへ 東洋哲学の推移』や『コスモスとアン...
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『「老子」新訳』(2013)

加島祥造『「老子」新訳 名のない領域からの声』地湧社、2013年 加島祥造の「老子」訳は3冊が出版された。 『タオ ヒア・ナウ』(PARCO出版、1992年)は81章のうち15章が除かれていた。 『タオーー老子』(筑摩書房、2000年) は...
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『訳詩集 葡萄酒の色』(2013)

吉田健一訳『訳詩集 葡萄酒の色』岩波文庫、2013年 吉田健一を読む季節があるのかもしれない。 漢詩を英訳したものを現代詩訳したものを読んで、詩の良さを思い出した。英詩や仏詩を取る前に、以前、T.S.エリオットの「荒地」の西脇順三郎訳と吉田...
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『須弥山と極楽』(1973)に圧倒される。

定方晟『須弥山と極楽』講談社現代新書、1973年、1979年第10刷 インドで集大成された『倶舎論』を図解すると何とも壮大で楽しい。図書館で大きなサイズで図を見てみたい気がする。言葉で書いても説明できない須弥山世界の俯瞰図(P13)を見てい...