『経験と思想』(1977)

読書時間

森有正『経験と思想』岩波書店、1977年

辻邦生の解題を読むと当時のことが蘇ってくるようだ。森有正が1976年にパリで死去したため、『経験と思想』は第Ⅰ部で終わってしまった。著者の死とともに本は読まなくなった。その後、全集やエッセイ集成が出たことまで覚えているが、その頃は、登山に興味が移り、山の本ばかり読んでいた。

注)大学前から辻邦生と森有正を読んでいた。その後、読み始めた著者も相次いで亡くなり、死んだ人の本は後回しになった。本屋に新刊本として並ばないと町の小さな本屋では探せなかったのである。

1977年吉田健一死去

1980年河上徹太郎死去

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