若狭徹『古代の東国1 前方後円墳と東国社会 古墳時代』吉川弘文館、2017年
古墳時代の東国を扱う本を読む。西国中心の古代に対し東国の知識はほとんどなかったので、このシリーズ3巻は通史ということもあり期待している。
章立ては東国古墳時代への視点というプロローグに続く7章からなる。
1 東国古墳時代の幕開け
2 巨大前方後円墳の登場
3 地域開発の進展
4 変質する東国と王権の関係
5 東国の民衆とものづくり
6 豊穣の古墳時代後期
7 東国の軍事・経済・交流
著者は高崎市教育委員会文化財保護課長をしている。このシリーズの執筆者は、地域博物館ないしその開設準備にかかわった経験をもっていることが共通している。
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