断片記憶 忘年会に思う 来年のことを考えてもしかたがないが、ふと司馬遼太郎が霧隠才蔵に言わせたセリフを思い出していた。2015-11-16『風神の門』(1969)三浦浩一のようにひどく明るい表情で思案するには、頬の筋肉が少し硬くなりすぎたかと、揉んでみたりするこの... 2019.12.25 断片記憶
断片記憶 子年を迎える用意 街はクリスマスムードであるが、干支のお供えが可愛かったので飾ってみた。今年は年中行事が完結しなかったので、せめて、お供えでもすることにする。それにしても十二支の鏡餅はいつから始まったのだろう。 2019.12.23 断片記憶
断片記憶 『折たく柴の記』(1999) 新井白石著、松村明校注『折たく柴の記』岩波文庫、1999年、2004年第2刷寒くなると思い出したように引っ張り出してきては読んでいる。何度読んだことか。父が研究対象としたのが新井白石であったので、古い全集などが残っているが、そろそろ片付けな... 2019.12.15 断片記憶
断片記憶 堀部政男情報法研究会 第2期第1回シンポジウム 昨日は「堀部政男情報法研究会 第2期第1回シンポジウム」で1日を過ごした。堀部政男情報法研究会は2010年から2013年まで開催された。堀部先生が2014年1月1日より特定情報保護委員会委員長になられて、2018年12月31日個人情報保護委... 2019.12.11 断片記憶
断片記憶 RIP SHIRO SHIRAHATA 白籏史朗氏が亡くなられた。2019年11月30日と新聞に書いてあった。山岳写真を撮る人に知らない人がいないくらい有名だった。さて、私は何を気に入っていたのだろうか。雑誌によく載っていたと思うが、山と渓谷、岳人、そして岩と雪を処分していたので... 2019.12.06 断片記憶
断片記憶 東西のノリ 蔵書票を貼る糊は紙と紙を貼り付けるのに使われてきた糊を使います。小学校でよく使ったチューブやボトルに入った糊も、仕事場ではスティックタイプの糊になっていて、見かけなくなってしまいました。東日本はヤマト株式会社のヤマト糊、西日本は不易糊工業株... 2019.10.10 断片記憶
断片記憶 写本ということ 本が貴重だった時代、写本や版本を筆で書き写しながら読むことが最高の読み方と考えられていた。隆慶一郎が『一夢庵風流記』(読売新聞社、1989年)の中で直江兼続をそういう本の読み方をした人物として描いていた。今でもそういう人がいて、右手を遣うと... 2019.10.04 断片記憶
断片記憶 RIP SACHIO YOSHIOKA 染色家の吉岡幸雄さんが2019年9月30日に亡くなられた。細見美術館で買った草木染めの名刺入れをずっと使っていました。ご冥福をお祈りいたします。 2019.10.03 断片記憶
断片記憶 RIP HISASHI FUJIKI 歴史家の藤木久志さんが2019年9月28日に亡くなられた。他の本は箱の中だけれども、本棚に挿してあった『豊臣平和令と戦国社会』(東京大学出版会、1985年、2005年第5刷)を見るたびにカバーに使われた豊国祭礼図屏風の民衆の異様な興奮の高ま... 2019.10.02 断片記憶
断片記憶 祭り太鼓の音を聴きながら 部屋はいつのまにか怠惰の気に蝕まれてしまい心なしか落ち着かなくなってきた。本が積み上ることの圧迫感が、読み終わらぬことを責め続ける。本を読めば無知の領域が拡大するので、終わりということはない。人生は資源無限大の気持ちで生きてもよいが、資源を... 2019.09.16 断片記憶
断片記憶 『方丈記』を聴く 古典講読の「『方丈記』と鴨長明の人生」を聞き逃しで聴く。第13回「方丈の菴」其の三は日野での方丈の菴での暮らしぶりだったが、響くものがあった。山守の子供との交遊を描く前半と夜の歌のような後半を浅見和彦氏が丁寧に解説してくれた。加賀美幸子氏の... 2019.08.26 断片記憶