読書人の立場

断片記憶

読書人は専門家の書いた本を読む身であるが、専門家だからといって鵜呑みすることはしない。本は面白ければ読むし、つまらなければ読むのをやめる。本を読む楽しみは好奇心を適度に刺激してくれることから生ずる。理解できないものや偏りの激しいものは時間の無駄と思ってさっさと他の本に切り替える。だから本を買うことに躊躇しないが、駄目な著者のものは買わなくなる。だから、結果として同じ著者の本が書棚に並ぶことになる。専門家といっても幅があるので、出来、不出来はある。

歴史を扱った一般書を読むことがほとんどなので、内容を専門家と議論しようと思わないし、専門家の変な自説も受け流すことにしている。

この後書こうとしていたことは、忘れてしまった。枕元に積み重なった本のどれかのことだろう。メモは読んだページと日付だけが記録されていた。どこまで読んだかも忘れてしまうし、メモしたこともupしないでいるうちに忘れてしまうだろう。それでよいのだ。

しばらく課題本を読むのでこのブログに書くことが無くなるのが残念だが、積み重なった本はプレッシャーとなって私を苦しめることもあるので注意しなければならない。

草月会館(2020年1月15日)

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