ひととき

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140「お年寄り」千宗室

ひととき 2021年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「お年寄り」というタイトルだった。家元の仕事の一つに箱書きがある。茶道具の「極め」をすることだ。その家元が6月で国家鑑定済の年寄りになるという。六十五歳になると...
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139「岩、漏る」千宗室

ひととき 2021年5月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「岩、漏る」というタイトルだった。家元が稽古で足袋を履かなかった昔は踵にひび割れができたという。ひび割れた踵にクリームを塗ると書いてきて、「岩もる水」という銘の...
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138「春がふくらむ」千宗室

ひととき 2021年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「春がふくらむ」というタイトルだった。家元が長歩きにでる話だ。寺之内通を東へ向かうと相国寺となるので、長歩きにはならない。そこで西へ向かったわけだが…。 「春が...
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137「どこも底冷え」千宗室

ひととき 2021年3月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「どこも底冷え」というタイトルでした。家元が庭の藪椿を見に行こうとして、北風に退散した午後のお話しでした。デスクの周りの10個の箱にポチ袋やら筆記具などを分類し...
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136「万華鏡」千宗室

ひととき 2021年2月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「万華鏡」というタイトルでした。家元が散歩で手にした万華鏡を西陽に向かって覗いたという話でした。それでは素っ気なさすぎると思うでしょうが、万華鏡を覗いた世界を書...
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135「ことの始めは・・・」千宗室

ひととき 2021年1月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ことの始めは・・・」というタイトルでした。要するにネタ落ちの話でしたが、亡くなられた家元の母堂に連載の話があって、断ったことがあり、家元がここで12年も連載し...
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134「宿屋」千宗室

ひととき 2020年12月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「宿屋」というタイトルでした。家元は京都に住んでいるので地元の「宿屋」に泊まってことはないといいます。その家元が泊まってみようと思った宿屋はS屋でした。残念な...
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133「石仏の小道」千宗室

ひととき 2020年11月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「石仏の小道」というタイトルでした。家元が中学生のときに、岩船寺から浄瑠璃寺へ向かって歩いた話です。当尾の石仏に微笑まれた思い出があり、また微笑まれたら夢見が...
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奈良その奥から24「コロナ禍の果て」

岡本彰夫 『ひととき』2020年10月号 元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「コロナ禍の果て」について『ひととき』2020年10月号に書いていました。なんと最終回だそうです。 「立・観・和・分・備」というキーワードでコロナ禍を糧として未来は向け...
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132「萩で一献」千宗室

ひととき 2020年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「萩で一献」というタイトルでした。萩の花を愛でながら盃を傾けるのかと思いましたが、おはぎでした。 家元は甘いものが苦手なはずでしたが、お萩で酒飯することを覚え...