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読書時間

『藤原不比等』(1986)

上田正昭『藤原不比等』朝日選書、1986年書誌情報1978年に朝日評伝選として刊行したときのあとがきの日付は1976年1月10日である。朝日選書とするに当たり若干の誤植補訂をしたと書いてあるあとがきは1986年10月である。藤原不比等は史料...
読書時間

『東京の昔』(1976)

吉田健一『東京の昔』中公文庫、1976年解説で入江隆則氏が「さて、「東京の昔」という作品は、冒頭の第一行目に書かれている通り、主人公が「本郷信楽町に住んでいた頃の話」で、内容から考えるとたぶん昭和の初期から昭和十年代の前半ぐらいの時期を思い...
読書時間

『覇王 信長の海 琵琶湖』(2019)

中井均,太田浩司・松下浩・東幸代『覇王 信長の海 琵琶湖』洋泉社歴史新書、2019年通勤読書で読み終える。10頁でヘタれることもあり、なかなか読み進まなかった。本書は琵琶湖を掌握した信長の話が中心で、安土城についての理解が深まった。信長が元...
読書時間

『第2言語習得のメカニズム』(2003)

ロッド・エリス、牧野髙吉訳『第2言語習得のメカニズム』ちくま学芸文庫、2003年書誌情報Rod Ellis, Second Language Acquisition , Oxford University Press, 1997. をちくま...
読書時間

『五木寛之の金沢散歩』(2015)

五木寛之『五木寛之の金沢散歩』講談社、2015年五木寛之氏が金沢に住んでいた若い頃のことや、その後に訪れた日々のことが綴られている。彼が編集や制作の仕事をやめて、金沢へ移り、小説家として再生していくところがいい。昔だけでなく、近頃のことも書...
断片記憶

祭り太鼓の音を聴きながら

部屋はいつのまにか怠惰の気に蝕まれてしまい心なしか落ち着かなくなってきた。本が積み上ることの圧迫感が、読み終わらぬことを責め続ける。本を読めば無知の領域が拡大するので、終わりということはない。人生は資源無限大の気持ちで生きてもよいが、資源を...
旅の時間

あうん堂本舗再訪

泉鏡花記念館から、「くらがり坂」ではなく五木寛之氏が命名した「あかり坂」(以前は名なし坂)を下りて浅野川の中の橋を渡って、迷わずにあうん堂本舗を見つけた。金沢は歩くに限る。何度も来たわけではないのに、イメージが残っていた。奥様に喫茶利用です...
読書時間

『五木寛之の新金沢小景』(2005)

五木寛之監修、テレビ金沢編『五木寛之の新金沢小景』北國新聞社出版局、2005年、2006年第2版第1刷金沢文芸館の3階で金沢に関する本棚を見上げたら、井上雪氏の本が見えた。懐かしい金沢の本の背表紙を眺めてから、泉鏡花文学賞のコーナーへ行った...
散歩時間

Dramatic TOKYO 2019

坂田直さんの写真展も今年で3年目、神田神保町のSPINORさんがある2階へ狭い階段を上がる。キャンバス生地に焼かれた風景が懐かしさを感じさせる。坂田直Dramatic TOKYO 2019写真展2019年9月9日(月)〜14日(土)ギャラリ...
四都手帖

四都手帖2019年10月【編集中】

2019年10月の私的な愉しみと記憶十月は神無月という。花街は踊りの季節だ。【古都】開館記念 福美コレクション展 福田美術館 2019年10月1日(火)〜2020年1月13日(月)特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美 京都国立...
東都手帖

東都手帖2019年10月【編集中】

2019年10月東都散歩のための私的な愉しみと記憶神無月から秋も深まる。御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」東京国立博物館 2019年10月14日(月)~ 11月24日(日)特別展 茶の湯の名碗「高麗茶碗」三井記念美術館...
旅の時間

金沢散歩 金渓閣という結婚式場で休憩する。

尾山神社への石段をあがる。神門を潜ると正面に拝殿が見えた。前田利家公金鯰尾兜の側にガラス張りの授与所ができていた。そこで由緒書を購入して境内略図を見て、社務所で御朱印をもらい。隣の金渓閣という金沢でも由緒がありそうな結婚式場で休憩する。ビー...
旅の時間

金沢散歩 片町界隈再び

犀川大通りを片町の信号の一つ手前で降りる。木倉町まで、迷うことなく歩いて店に着いた。長いカウンターの真ん中に席がこしらえてあった。三年ぶりになるのか。研究大会できた時は、ひやおろしの解禁後だったが、今回は残念ながら解禁日前だった。石川県のひ...
旅の時間

金沢散歩 金城楼

橋場町の料亭・金城楼で食事会になった。テレビ金沢の『五木寛之の新金沢小景』(2005年)によると、建て直したときに、「舞台は、踊りの名手である美ち奴のためにつくられたもので、大きく前にせりだしているのは、ダイナミックな彼女の踊りに合わせたた...
旅の時間

金沢散歩 糀パーク

昼は株式会社ヤマト醤油味噌 糀パークで食事をした。ここは完全予約制の会員制食堂になっている。この発酵食美人食堂で長月の献立に添えられていたのが、松尾芭蕉の句だった。萩の花咲く秋というわけであるが、今日の金沢は32度で残暑の日差しが厳しい。玄...