2018年03月書籍往来

書籍目録

2018年03月書籍往来

上山春平『天皇制の深層』朝日選書、1985年、1992年第8刷

古代祭祀を行う君主としての天皇と戦争放棄が同居する日本国憲法を前振りに、上山春平は天皇制を古代に遡って考察する。

『城と国家』(1981年)で上山春平は国家論を明治維新、律令国家そして、幕藩体制の3つで考えていることを明らかにしていた。

『天皇制の深層』は律令国家の守備範囲となると、また、関心は古代天皇制に戻っているようで、幕藩体制は著作としてまとまったかどうかは知らない。この本を以降は読んだ記憶がない。

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