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ひととき

奈良その奥から 13「風格」

岡本彰夫 『ひととき』2019年11月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「風格」について『ひととき』2019年11月号に書いていました。「人がたどって来た人生の果てに生ずるのが風格であって、その有り様はどれ一つとして同じものはなく、個々区々(...
ひととき

121 「男山」千宗室

ひととき 2019年11月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「男山」というタイトルでした。家元が岩清水八幡宮に来るたびに、木津川畔から住宅地を抜けて岩清水八幡宮へ上がるそうです。その住宅地でいつも迷われると云います。車...
読書時間

『平安京ー京都 都市図と都市構造』(2007)

金田章裕編『平安京ー京都 都市図と都市構造』京都大学学術出版会、2007年平安京は名前を変えて京都となった。本書は京都大学総合博物館に行った折に京大探検者の会編『京大探検部【1956-2006】』(新樹社、2006年)と一緒に買い求めたと思...
読書時間

『アメリカ言語哲学入門』(2007)

冨田恭彦『アメリカ言語哲学入門』ちくま学芸文庫、2007年書誌情報『アメリカ言語哲学の視点』(世界思想社、1996年)を加筆し、『アメリカ言語哲学入門』と改題した。翻訳論や文法書を読んできたら、そこに言語哲学が繋がった。帰りの通勤電車の中で...
読書時間

『倭人伝を読みなおす』(2010)

森浩一『倭人伝を読みなおす』ちくま新書、2010年『倭人伝を読みなおす』(2010)を読みなおす。付箋を貼る場所は前回と違っていた。前回は著者が主張したいところだろうと思うところに貼っていた。今回は、全体が分かっているので、私が感心したとこ...
散歩時間

『究極の質感 西洋中世写本の輝き』(2019)

第31回慶應義塾図書館貴重書展示会『究極の質感 西洋中世写本の輝き』丸善・丸の内本店4階ギャラリー 2019年10月2日(水)〜8日(火)現代は手書きのものより、印刷されたものを重んじるようだ。アナログよりデジタルが便利だという考え方もある...
散歩時間

西洋の名著との出会い

「丸善」創業150周年記念稀覯書展「西洋の名著との出会い」丸善・丸の内本店4階ギャラリー 2019年10月9日(水)〜15日(火)西洋中世写本を見た翌週に印刷された本の展示を見る。丸善の150周年記念事業による展示だった。日本の大学図書館か...
四都手帖

四都手帖2019年11月【編集中】

2019年11月の私的な愉しみと記憶十一月は霜月という。紅葉の盛りの季節だ。【古都】開館記念 福美コレクション展 福田美術館 2019年10月1日(火)〜2020年1月13日(月)特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美 京都国立...
東都手帖

東都手帖2019年11月【編集中】

2019年11月東都散歩のための私的な愉しみと記憶秋も深まる霜月をどう遊ぶか。御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」東京国立博物館 2019年10月14日(月)~ 11月24日(日)特別展 茶の湯の名碗「高麗茶碗」三井記念...
断片記憶

RIP Makoto Wada

和田誠さんが2019年10月7日に亡くなられた。もう、あのイラストが見れないのは寂しい。ご冥福をお祈りします。
読書時間

『壬申の乱』(2007)

倉本一宏『壬申の乱 戦争の日本史2』吉川弘文館、2007年上田正昭著『藤原不比等』を読んでいると不比等と鸕野皇后の関係を考える前に『壬申の乱』は読まざるを得ないと思った。鵜野皇女(持統天皇)の果たした役割が気になったからである。壬申の乱の経...
断片記憶

東西のノリ

蔵書票を貼る糊は紙と紙を貼り付けるのに使われてきた糊を使います。小学校でよく使ったチューブやボトルに入った糊も、仕事場ではスティックタイプの糊になっていて、見かけなくなってしまいました。東日本はヤマト株式会社のヤマト糊、西日本は不易糊工業株...
旅の時間

不明門通ふたたび

西川照子著『京都異界紀行』(講談社現代新書、2019年)で、西川照子氏が因幡堂(平等寺)の荼枳尼天(だきにてん)について書いていました。荼枳尼天といえばお稲荷さんです。因幡薬師は稲荷信仰と関係があると書いています。どうにも気になるので行って...
読書時間

『京都異界紀行』(2019)

西川照子『京都異界紀行』講談社現代新書、2019年もう、京都本は買わないと書いてから、どれだけ買ったことだろう。今度も、本屋に平積みしてあったので、買ってしまった。西川照子氏の文章を読むのは久しぶりだ。『幻の、京都』(光村推古院、2014年...
旅の時間

温習會2019を観る

京都府立文化芸術会館で開催された温習會を観る。去年の春秋座よりは交通の便がよいと思ったが、会場が狭かった。群舞には不向きだし、席も大柄な私には小さい。背後の席の舞妓さんは私の頭で見づらかったに違いない。清元 四季三葉草上方唄 姫三社雪月花小...