『究極の質感 西洋中世写本の輝き』(2019)

散歩時間

第31回慶應義塾図書館貴重書展示会『究極の質感 西洋中世写本の輝き』丸善・丸の内本店4階ギャラリー 2019年10月2日(水)〜8日(火)

現代は手書きのものより、印刷されたものを重んじるようだ。アナログよりデジタルが便利だという考え方もあるせいだろう。しかし、モネの睡蓮のデジタル再生の番組を見ていて映像は質感がない写像であることを改めて感じた。

写本だから印刷に比して大したことはないと思ったら大間違いだ。美しい。浮世絵も最初は肉筆画だったことを思い出せば納得する。写本の質感は印刷で出すのは難しい。文字は活字のほうが整うのは想像できるが、手書きの文字の美しさは写本という気の遠くなるような営みを思わせる。

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