『ひととき』2026年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「大喰らい」というタイトルでした。家元が東京へ新幹線で移動するのに、通路を隔てた席の客が空の弁当箱を何段も積み重ねるものすごい大食漢だったという話でした。家元の弁当は「山端(やまはな)という鄙びた地名の場所にある馴染みの焼肉屋の弁当で、ずいぶん前から駅のデパ地下で扱われている。ご飯の上に繊切りキャベツとバラ肉が乗ったたけのシンプルさが好きで頻繁に買う」ものでした。家元はきちんと正午に弁当を遣うといいます。なんか几帳面ですね。
家元がお店の名前を出せないのはいつものことですが、ここまで細かいヒントを出すのも珍しいことです。食べて欲しいのでしょうか。はつだの和牛焼肉弁当に違いありません。私も何度も食べたので覚えています。ご飯の上にキャベツを敷き詰めて焼肉で覆っています。口直しの柴漬けもお気に入りです。三越伊勢丹の地下2階の老舗・名店弁当で買うことができます。春の帰りは和久傳の鯛ちらしの二段弁当にしたので、今度ははつだの和牛弁当も候補に入れたいと思います。
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