『西洋哲学史 再訂版』(1975)

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岩崎武雄『西洋哲学史 再訂版』有斐閣、1952年、1975年再訂版、2020年再訂版第54刷

再訂版では「哲学史とは何か」という序論が付け加えられた。

「現代において意義を有する哲学はまさに今までの哲学の限界を自覚してそれを越えていくという役割をにないうるものでなければならないのである」(P5)。

著者はヘーゲルのいう理性の展開とはとらないが、西洋哲学史を眺めて、「哲学史のうちには一貫した思想の展開が存すると考えるのである」(P8)。

「私はそれを人間の自覚の展開と考える」(同上)。

著者の意図は明らかになった。我々は本論の叙述の中で読み取ればよい。

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