藤井棋聖の将棋

断片記憶

藤井聡太七段が渡辺明棋聖(棋王、王将)に挑戦した第91期棋聖戦第4局をABEMAビデオで見る。2時間も見てたので、本を読まずにこれを書いて眠ることにする。

渡辺棋聖の作戦は敗れた第2局に工夫をした矢倉戦であった。百戦錬磨の渡辺棋聖らしい剛情なところが見える。中盤では先手の渡辺棋聖が指しやすいと見えたが、藤井七段に左右から揺さぶられて形成が分からなくなった。終盤で待ち時間を使い果たした渡辺棋聖が競り負けした形になった。

二人の指し手を読む姿と決断に至る時間の流れに、見ている方も引き込まれる。私にはとても乗り切れない局面が続く。この若者は見事な指し回しで持ち時間2分を残して勝利し、初タイトルの栄冠を掴んだ。藤井棋聖の誕生を褒めるしかない。

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