昔の京都の写真を識別する

断片記憶

Hollyさんで昔の京都の写真を見せられてどこだか分かるかといわれた。見ると2000年1月1日の日付が入っている。正月から京都観光をしたという。しかし、写真を見ても下鴨神社と上賀茂神社の区別がつかないらしい。楼門の特徴から上賀茂神社に詣でていると判断できた。禅宗様式の庫裏が二つあって、片方は龍安寺、もう一方は天龍寺だった。五重塔は仁和寺である。桜が有名だということは覚えていたらしいが、御室桜がお多福桜と呼ばれていることは忘れている。

観光地巡りをしているのが分かるので、記憶と照らし合わせて判断した。私も過去の写真がパソコンに入っているけど、名前などもう思い出せないものが多い。庫裏なども、相国寺、妙心寺を加えた部分図を用意して正解を求められたら、普通に無理だろう。見る、そして分かるということは容易いなことではない。

今はないが、かつて嵐山にあった「美空ひばり館」の写真があった。嵐山もずいぶん変わってしまった。本物はじっくりと眺めることはできないが、しっかりした解説付きのビデオがあれば、ヴァーチャル観光も楽しいに違いない。市販のコンテンツははっきり言って知的好奇心を満たしてくれない。世界遺産の名に相応しいコンテンツを用意すべきである。

注)凸版印刷が祇園祭期間中に山鉾の360度VRを出していたが、期間限定では残念である。昔の祇園祭のDVDでも観て寝ることにする。

リモートで愉しむ山鉾巡行2020 〜デジタル祇園祭〜
お囃子や360°パノラマVRで、おうちにいながら祇園祭をお愉しみいただけます。7月17日と24日には限定の山鉾巡行も実施!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました