読書時間 『欧州紀行』(1972年) 埴谷雄高『欧州紀行』中公新書、1972年、1974年第4刷 埴谷雄高がどういう人だったか忘れた。ここにあるのは半世紀前の欧州なのかと思うと、同時期の欧州を旅した記憶が断片的に浮かび上がる。埴谷雄高の同行者のT君はもしかしてと思っていたが、「... 2019.04.20 読書時間
断片記憶 『サイバネティクス』(2011)を買う 学会の定例研究会でNorbert WienerのCYBERNETICSを読むことになったという発表を聴いたので、本屋に行ったら、岩波書店で1961年の第2版を翻訳したものが文庫本になっていた。昨今の人工知能ブームのせいで機械学習が身近になっ... 2019.04.19 断片記憶
読書時間 作家のフランチャイズ 渡辺淳一『私の京都』講談社文庫、1992年 小説家のエッセイである。以前はよく読んだが、小説そのものをほとんど手にしなくなった。京都が少し遠くなった気がして、寂しさを感じたとき、都をどりの衣装のブックカバーに目が止まったのである。 渡辺淳一... 2019.04.17 読書時間
読書時間 『堺港攘夷始末』(1992) 大岡昇平『堺港攘夷始末』中公文庫、1992年 河盛好蔵が『私の履歴書 フランス語盛衰記』(日本経済新聞、1991年)を書いた時、最初に堺事件(1868年)が3回にわたり取り上げられたことは、すでにブログに載せている。 大岡昇平の遺著である『... 2019.04.15 読書時間
読書時間 『ことばで探るアメリカ』(1993) 加藤恭子、マーシャル・ロズマン『ことばで探るアメリカ The American Mentality 日米コミュニケーション・ギャップ考』ちくま文庫、1993年 単語に着目して日米の考え方の違い論じた本。 使っている例が、時代とともに古くなる... 2019.04.14 読書時間
書籍目録 カテゴリについて悩む ブログのシステムによりカテゴリやテーマが異なったり、重複ができなかったりしてテーマをどうするか悩ましい。 今までのカテゴリは無意味とまでは言えないが、目的のはっきりしないカテゴリだった。 四都手帖のカテゴリについて、読書を「読書時間」「古書... 2019.04.13 書籍目録
読書時間 『八瀬童子 歴史と文化』(2007)その2 宇野日出生『八瀬童子 歴史と文化』思文閣出版、2007年 八瀬童子の歴史は、八瀬童子と呼ばれたこの地域の人々に与えらた特権と奉仕の歴史ということができる。それらは八瀬童子会文書として伝えらてきた。 八瀬とはどんな地域なのか? 「京都市左京区... 2019.04.12 読書時間
読書時間 『八瀬童子 歴史と文化』(2007) 宇野日出生『八瀬童子 歴史と文化』思文閣出版、2007年 「八瀬(京都市左京区)は,若狭街道(鯖街道)沿い、比叡山西麓を流れる高野川一帯にある、山間の集落」(レファレンス共同データベース)である。八瀬といえばかま風呂というイメージがある。司... 2019.04.11 読書時間