「トランクの中の日本」展

旅の時間

北野天満宮は北野七夕祭であった。長五郎餅の出店が出ていたし、三光門の前の庭に御手洗川があったけど、下鴨神社と違い水の行場が見えない。御手洗川足つけ燈明神事はちらっと覗いてみて人も少ないので橋を渡ってやめにした。御朱印が出ていたので七夕限定のをもらう。

「菅公御歌 彦星の行あひをまつ かささぎの 渡せる橋を われにかさなむ」

今出川通を渡り一本うどんのたわらやのある通を行くと右手に京都佛立ミュージアムがあった。2015年7月7日から2016年1月31日にかけて開催した「トランクの中の日本 戦争.平和.佛教」展を2018年6月8日から10月8日まで再度開催中だった。故ジョー・オダネルがトランクに封印した写真のネガから引き伸ばした佐世保や長崎の写真が印象的だった。ポスターは焼き場に立つ少年だった。死んだ2歳の弟を背負って直立不動の姿勢の少年がファインダーの先にいたのをジョー・オダネルはどんな気持ちでシャッターを切ったのだろうか。悲惨なものは目を背けたくなるが、忘れてはいけないことがある。

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