2018-07

読書時間

『考える技術・書く技術』(1973)

何度も買ってしまう本がある。板坂元『考える技術・書く技術』(講談社現代新書、1973年)だ。2014年10月購入図書に最近の記録がある。そして、2018年07月購入古書に載る予定だ。それ以前は記録していない。1.何度も買ってしまう理由著者の...
古都を旅する

瓢正

週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の青山七恵氏の1回目は「瓢正」でした。笹巻ずしで有名な瓢正(ひょうまさ)は「南禅寺瓢亭」の暖簾わけです。何度か食べに行きましたが、また食べに行きたい味です。川端康成と縁があった割烹です。プラス1は「...
視聴時間

『小林秀雄講演【第六巻】音楽について』その2

『小林秀雄講演【第六巻】音楽について』新潮社、2004年、CD2 72分19秒(談話23分40秒/音楽48分39秒)CD2は小林秀雄の談話から始まり、その後に曲が入ります。小林秀雄の談話要旨を活字にしていますから、耳より目で追ってしまいます...
視聴時間

『小林秀雄講演【第六巻】音楽について』(2004)

『小林秀雄講演【第六巻】音楽について』新潮社、2004年、CD1 72分31秒(談話11分15秒/音楽60分9秒)これはリミックスです。小林秀雄が昭和42年(1967)に五味康祐氏と行った音楽談義を編集し、「小林秀雄が賞賛した名曲や名手の演...
読書時間

『浅酌歌仙』(1988)

石川淳、丸谷才一、杉本秀太郎、大岡信『浅酌歌仙』集英社、1988年第2刷「北京独吟」の入っている石川淳選集を読んでいて、座談会の記述から思い出してポチした。そうなのだ歌仙を読みたくなる時がある。それも丸谷才一とか大岡信とこなければダメだ。安...
断片記憶

RIP Go Kato

加藤剛さんが2018年6月18日に亡くなっていたことが7月9日に報じられた。加藤剛さんは大岡越前のイメージが強い(当たり前だが)。私の中では三匹の侍の橘一之進の逆手斬りであり、剣客商売の秋山大治郎だった。ご冥福をお祈りする。
読書時間

荻生椿

『日本思想史大系第36 荻生徂徠』(1973年)の月報31に石川淳が「荻生椿」を書いていた。石川淳が月報に書いていたことは覚えていたが、本体と関係なさそうなので読み飛ばしていた。「江戸青山に種樹を業とする繁亭金太といふものあり、「草木奇品家...
読書時間

『石川淳選集 第17巻』(1981)

石川淳『石川淳選集 第17巻(全17巻)』岩波書店、1981年石川淳選集は新書版で2段組とくれば、老眼には決して優しくない。巻末の座談会を読み始めると、何やら記憶に訴えかけてくるものがある。佐々木基一が半年以上外国へ行っていて準備ができてい...
古都を旅する

ほうせき箱

週刊新潮の「とっておき私の奈良」シンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美氏の4回目は「ほうせき箱」でした。奈良の餅飯殿にあるかき氷屋さんです。2015年オープンなので、当然前は通っているけど何故気がつかなかったのかな。72時間かけて緩やか...
読書時間

『日本語を翻訳するということ』(2018)

牧野成一『日本語を翻訳するということ 失われるもの、残るもの』中公新書、2018年日本語を感覚的に使い分けているのが「日本語人」とすると、著者はその感覚の違いを考える人のようです。オノマトペをいっぱいとりあげて、違いの説明を読者に迫ります。...