平山優著『武田氏滅亡』(角川選書、2017年)を買う。750ページと分厚い本にブックカバーつけてもらう。さて、しばらくはバックがパンパンになるな。
平山優氏の本がだいぶ増えたなと思う。長篠の闘いから、天正壬午の乱まで読んできた。あとがきにあるように『武田氏滅亡』は高柳光壽氏の書く予定だった本であったとしたら、平山優氏は生涯かけて自ら実現したことになる。まことにめでたい話だ。
それにしても武田勝頼の活躍した戦国時代は諸説紛々であり、滅んだ者たちの記録は数少ないときている。一次史料を読み解く作業の上に成り立っている空楼かもしれないと思って読むしかない。生きている人間も一筋縄でいかないし、まして死人は問うこともできない。
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