『折たく柴の記』(1999)

断片記憶

新井白石著、松村明校注『折たく柴の記』岩波文庫、1999年、2004年第2刷

寒くなると思い出したように引っ張り出してきては読んでいる。何度読んだことか。父が研究対象としたのが新井白石であったので、古い全集などが残っているが、そろそろ片付けなければなるまい。父とは新井白石のことで語り合ったことはない。新井白石のように文章も残してくれなかったが、私も家系のことを聞かなかったが、『現代語訳吾妻鏡』を出るたびに2冊づつ買って1冊は父のところに持って行った。父はノートに書き出して読んでいた。先祖の名前や村の名前など親戚の苗字が本の世界と重なるのは面白かった。

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